出版社内容情報
高井戸署の交番勤務の警察官・新海真人は、妹の麻里を「事故」で喪った。麻里の死は、危険ドラッグ使用による中毒死だったが、その事件で誰も裁かれることはなかった。その時から警察官の人生が一変する。
内容説明
警視庁高井戸警察署の警察官・新海真人は、唯一の家族といってもいい妹を事故で喪った。妹の死因には、現場に居合わせた大学生の友人たちに薬物を飲まされた疑いが持たれていた。だが、彼らが罪に問われることはなく、復讐心を疑われた真人は、その時から密かに監察にマークされるようになる。一方、監視対象の真人にただならぬ関心を寄せる、警視庁監察官の秋月雅子。そして、2人の運命を繋ぐ、悪夢のような事件の幕が開く。
著者等紹介
中谷航太郎[ナカタニコウタロウ]
広島県出身。早稲田大学卒。作家、写真家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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坂城 弥生
47
大切な人を殺したのに法律で裁かれなかった相手を憎み、報復を企てる警察官の新海。彼をマークしている監察室のトップの雅子にも許せない相手が居て…。今回はほんの導入だったんじゃないだろうか?雅子の復讐の気持ちはすごくよくわかる。死で終わらせてたまるか、死にたいほど苦しみながら生きる生き地獄へ相手を引きずり落としたい。この物語がどんな結末を迎えるのか、楽しみさと不安が交錯している。2021/02/24
み
29
タイトルが気になり。初読みの作家さん。う〜ん、次作でタイトル通りに監察室へ、とはいえ、彼女の手下として恨み晴らすのがお仕事に?それとも手下にならない?見かけたら読みます。2019/06/17
クルミ
11
警視庁高井戸警察署の警察官・新海真人は、唯一の家族と言ってもいい妹を事故で喪った。薬物を飲まされた疑いが。復讐心を疑われた真人は、その時から密かに監察にマークされる様になった。妹の恋人直哉とともに事件を調べ始める。警視庁監察室の秋月雅子とどう関わってくるのか?麻薬・ドラック。あまり好きな内容では無かった。2025/02/18
シアン
8
警察物という感じがしない。ありがちだけど、ストーリーは面白かったのに、ご都合主義な展開が残念。続編がありそうな終わり方。2018/01/15
フランク
3
☆32019/12/18