出版社内容情報
特典:オリジナルブックカバー
『君の膵臓をたべたい』著者が放つ、最旬青春小説!人に不用意に近づきすぎないことを信条にしていた大学1年の春、僕は秋好寿乃に出会った。
空気の読めない発言を連発し、周囲から浮いていて、けれど誰よりも純粋だった彼女。秋好の理想と情熱に感化され、僕たちは二人で「モアイ」という秘密結社を結成した。
それから3年。あのとき将来の夢を語り合った秋好はもういない。僕の心には、彼女がついた嘘が棘のように刺さっていた。
「僕が、秋好が残した嘘を、本当に変える」
それは僕にとって、世間への叛逆を意味していた――。
青春の煌めきと残酷さを痛烈に描ききった、著者渾身の新境地!
住野 よる[スミノ ヨル]
著・文・その他
内容説明
人に不用意に近づきすぎないことを信条にしていた大学一年の春、僕は秋好寿乃に出会った。空気の読めない発言を連発し、周囲から浮いていて、けれど誰よりも純粋だった彼女。秋好の理想と情熱に感化され、僕たちは二人で「モアイ」という秘密結社を結成した。それから3年。あのとき将来の夢を語り合った秋好はもういない。僕の心には、彼女がついた嘘が棘のように刺さっていた。
著者等紹介
住野よる[スミノヨル]
高校時代より執筆活動を開始。デビュー作『君の膵臓をたべたい』がベストセラーとなり、2016年の本屋大賞第2位にランクイン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
746
住野よるは、全作読んでいる作家です。タイトル通り、『青くて痛くて脆い』作品でした。大学の3年間をショートカットせず、ストレートに描いた方が良かったような気がします。もっと泥臭い葛藤があってもと思いますが、今時の大学生はこんな感じでしょうか?大学生の息子二人を持つ者として理解出来るような出来ないような・・・2018/04/11
ウッディ
611
他人と距離を置いて付き合う事で自分を守ってきた楓と空気を読まない発言で痛い奴と思われていた秋好。二人は理想を現実にする秘密結社「モアイ」を立ち上げた。多くの人を巻き込み、大きなサークルになったモアイから離れた楓は、二人のモアイを取り戻そうとする。最初、青くて痛くて脆いのは、秋好の方だと思っていたが、楓の方だった事が分かってくる。正当化しているが、やってる事はストーカーと変わらないような気がする。楓は、秋好の事を異性として好きだったんだろうか?なんかモヤモヤしたお話でした。2018/11/17
bunmei
533
住野氏の描く作品は、等身大の青春像とその切なさや淡い想いが、若者の共感を呼ぶのでしょうね。時の流れと現実の中で変化していく行く理想。そこに柔軟に対応できない若者は多いのかも・・・。自分が信じ、友達だと思っていた秋吉に裏切られたと思い込み、その腹いせに自分が感じた傷と同じ傷を秋吉にも負って欲しいと願った楓。しかし、その結果として残ったものは、自分自身に対する後悔と恥だけだった。大人への階段を行きつ戻りつしながら、自分や人生の価値観に葛藤しながら歩んでいく、正に『青くて 痛くて 脆い』青春ストーリー。 2018/05/10
菅原孝標女@ナイスありがとうございます
507
若いうちに、20代のうちに読んでいれば..という感想が多く見受けられる中で、楓たちと同じ大学生の歳でこの本に出会えたこと、本当に嬉しいです。傷つきながら、傷つけながら、それでも生きていくんですね、人間って。タイトル通りのお話でした。2020/09/04
美紀ちゃん
440
P117の 「メガネなめんなよ、男の見た目を簡単に盛ってくれるアイテムだ」 「ホントに目が悪い人に怒られろ」 のあたりで、軽く♬もっと光をぉ〜♪が流れました。 2018/04/18