出版社内容情報
世界をかけめぐる大人気謎解きアドベンチャー、いよいよクライマックス!!世界征服をたくらむピアースは、ケイヒル家に伝わる秘薬の力で超人となり、アメリカ大統領選挙に出馬しようとしていた。
一方、エイミーとダンは、ピアースの陰謀を阻止するために、秘薬の「解毒剤」を作ることを決意。原材料を集めようと、世界中をかけめぐっていた。しかし、エイミーは、最愛の弟ダンがピアースの送りこんだ暗殺者に殺されそうになり、とっさに秘薬を飲んでしまう。ダンの命を救うことはできたが、その代償はあまりに大きかった。エイミーの飲んだ秘薬は毒性が高く、余命はあと数日しかなくなってしまったのだ!
ピアースは、アメリカ大統領選に向けて、着々と準備を進めていった。ピアースの野望を阻み、エイミーの命を救うためには、「解毒剤」を作るしかない。絶体絶命のピンチのなか、ケイヒルの仲間たちは、最後の原材料を求めて、カンボジアのアンコール遺跡に向かった――!!
ゴードン・コーマン[ゴードン コーマン]
1963年、カナダ、モントリオール生まれ。12歳のときに書いた小説が本になって出版されて以来、60以上の作品を執筆している。子どもたちが無人島でサバイバル生活をする『Island』3部作、エベレスト最年少登頂に挑戦する『Everest』3部作など、少年たちを主人公とした冒険小説が、高い評価を受けている。サーティーナイン・クルーズシリーズでは、第2巻『偽りの楽譜』、第8巻『皇帝の暗号』、第11巻『新たなる脅威』、第12巻『メデューサの罠』で執筆を担当。
小浜 杳[コハマ ハルカ]
1973年横浜生まれ。東京大学英語英米文学科卒。書籍の翻訳以外に、映画字幕翻訳も手がける。訳書に『ゴール!』『ゴール!2』(イースト・プレス)、『トム・クルーズ非公認伝記』(青志社)、『ジョージとの日々』(ダイヤモンド刊)、『ボイジャーズ』シリーズ、『ケイン・クロニクル』シリーズ(KADOKAWAメディアファクトリー)ほか。
HACCAN[ハッカン]
北海道出身のイラストレーター。主な作品に、青い鳥文庫『赤毛のアン』シリーズ、ポプラ『名探偵神津恭介』シリーズ、竹書房『アモス・ダラゴン』シリーズなど。KADOKAWA『サーティーナイン・クルーズ』シリーズでは、世界的なベストセラー作家のリック・リオーダン氏と米大手出版社スコラスティック社より絶賛され、国際ブックフェアでも大きく取り上げられた。
内容説明
世界最大の富と名誉を誇るケイヒル一族。一族には秘密があった。それは、約500年前に一族の始祖ギデオンが生みだした薬―すなわち、飲んだ者を無敵の超人に変えてしまう、危険な『秘薬』の製法だった。そして現代。一族の若き当主エイミー・ケイヒルと弟のダンは、封印していたはずの秘薬の製法を、次期アメリカ大統領候補、J・ラザフォード・ピアースに盗まれてしまったことを知る。ピアースは秘薬を飲んで超能力者となり、世界征服に向けて着々と計画を実行していた。エイミーとダンは、ピアースの陰謀を阻止するために、秘薬の効果を消す解毒剤を作ることを決意。7つの原材料を入手するため、古代文明の都市をめぐっていたが、不慮の事故で、エイミーが致死量の秘薬を飲んでしまう。エイミーの命はあと数日。解毒剤の完成に、もはや一刻の猶予もない!!
著者等紹介
コーマン,ゴードン[コーマン,ゴードン] [Korman,Gordon]
1963年カナダ、ケベック州モントリオール生まれ。12歳のときに書いた物語が本になって出版されて以来、60以上もの作品を執筆している。少年たちを主人公にした冒険小説が多い。現在は、家族とともにアメリカ、ニューヨーク州のロングアイランドに住んでいる
小浜沓[コハマハルカ]
1973年横浜市生まれ。東京大学英語英米文学科卒。書籍の翻訳以外に、映画字幕翻訳も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。