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出版社内容情報
榊 一郎[サカキ イチロウ]
著・文・その他
猫缶まっしぐら(ニトロプラス)[ネコカンマッシグラ ニトロプラス]
イラスト
内容説明
魔族との大戦争が終わって七年。魔物は人類に飼われ、魔力源として利用されていた―。魔王を討伐した英雄の生き残りであるジンゴは、城塞都市の片隅で騎士に追われる少女・メイベルを成り行きで助けてしまう。少女を知人の“宿”に預けようとするジンゴだったが、突如現れた魔王の亡霊から「メイベルを守ってやってくれ」と不可解な頼み事を持ちかけられて―!?元・勇者の孤独な戦いを描く、本格マジックパンク・ファンタジー!
著者等紹介
榊一郎[サカキイチロウ]
平成9年第九回富士見ファンタジア長編小説大賞にて準入選、翌年受賞作『ドラゴンズ・ウィル』でデビュー。ライトノベルから各種脚本、最近は大阪芸大の客員教授まで(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
θ(シータ)
49
「むしろ復讐したくないか?『魔王殺し』が新たな魔王の誕生に手を貸すーー人間共はさぞ驚くじゃろうな。ないがしろにされた溜飲も下がろうぞ」魔王を倒し人類は平穏を取り戻しつつあった。しかし、魔王がいなくなった世界で《勇者》はもう必要ない。本格マジックパンク・ファンタジー、始まりの第1弾。最初から榊ワールド全開でとても面白かったです。壮大な世界観と魅力的な設定でグイグイと引き込まれました。展開はゆっくりでしたが各々キャラが丁寧に書かれていて、特にジンゴが今後どう黒くなっていくのか期待ですね。星3つ【⭐️⭐️⭐️】2016/12/29
た〜
13
王道異世界戦記・・・かな? まだプロローグのようで、方向性は見えきれず。スニーカー初榊? ベテラン作家と結構歴史の長いレーベルなのでちょっと意外。2016/11/17
真白優樹
8
魔族との大戦が終わった世界で、一人孤独に生き残った勇者の青年が兵士に追われる少女を助け始まる物語。―――生き残ってしまい孤独に流離う中、出会う希望は混迷への入口。勇者は平和な世界で何の意味があるのか。ただ去れれば良かった。だけど権力者達はそれを許さず、偶然から生き残り死ねずに孤独に生きる勇者は魔の血を引く少女と出会い、守ることに。彼女を守る事は如何なる未来に繋がるのか。その先に待つのはどんな未来か。誰にもなっていない少女と死ねない勇者の流離譚は果たして、どんな結末へと至るのか。 次巻も楽しみである。2016/11/03
尚侍
6
面白かった。さすがはベテラン作者といったところで、とにかく読んでいて安定感を感じました。いい意味で物語があまり進まず、話の展開がゆったりとしているので安心して読めるのがいいですね。初巻の段階では世界観の広がりがやや狭いかなとも思いましたが、今回はキャラの顔見世がメインで本格的な話は次回以降になりそうなので、今後どういう方向に話が進んでいくか楽しみです。2016/11/08
さいだ
4
黒榊と聞いて身構えてしまったけど、今のところ大丈夫そう。魔王復活に魔王を倒した元勇者が手を貸すという感じなのかな。しかし人間側だけでなく、魔族側も一枚板ではないようで、何かえらいところで終わっているんですが。2016/11/05