機長、事件です!―空飛ぶ探偵の謎解きフライト

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  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041050835
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

嫌ミスの気鋭が描く、新境地トラベル・ミステリ。 空飛ぶ名探偵、登場!ニッポン・エアラインのパイロット間宮治郎は、成田発シャルル・ド・ゴール着のフライトで国際線の副操縦士としてデビューしたばかり。フライトを共にするのは、ニッポン・エアラインに20名ほどしかいない女性パイロットの中でも“切れ者”として知られる氷室翼。そのクールな容姿と冷静沈着さから「アイス・クイーン」の異名を持つ。そんな彼女のとの初フライトは事件が頻発。往路では高級宝飾品消失、フライト先のパリの市場では怪しげな連中に追われ、モン・サン・ミシェルでは殺人事件に遭遇、さらに帰路では搭乗客が苦しみ出す……。疑惑の事件を前に、氷室は持ち前の洞察力で、証拠から矛盾を見いだし、事件の真相に迫る。事件と推理の中、航空業界のお仕事と成長、そして淡い恋を描く、本格トラベル・ミステリ!

観光、グルメ、ついでに謎解き! 映画公開目前の話題の映画「暗黒女子」の著者が描く、疑惑の「東京?パリ 往復航路」。旅行気分と探偵気分、一挙両得ミステリ!美貌と頭脳――“キャプテン・ディテクティブ(探偵機長)”氷室翼、登場!

【目次】

第1話 氷の女王
機内で乗客の高級指輪が消失。高度3万9千フィートの密室の中からどうやって消えたのか? 往路の事件!

第2話 クリニャンクール事件
パリの有名な蚤の市で、コーパイ(副機長)の間宮治郎が危機一髪! ステイ先での事件、その1。

第3話 修道院の怪人
氷室翼、間宮治郎一行は、有名な観光名所モン・サン・ミッシェルへ。そこで殺人事件遭遇してしまう・・・おそるべきトリックと真相とは? ステイ先での事件、その2。

第4話 機上の疑惑
機内で乗客が突然苦しみだす騒動が勃発! これは事故か事件か!? 復路の事件。


このお話の読みどころ!
その1 両親もパイロットという著者が描く航空業界は、リアリティと思わずうなるうんちくが満載! 
その2 クリニャンクール(パリ蚤の市)、モン・サン・ミッシェルなど、パリの観光名所、名物がたくさん登場。まるでパリを旅行しているような臨場感!
その3 往復の機内、滞在先で起こる様々な事件と真相は、本格ミステリ&サスペンス!
その4 女上司と部下の男子がはぐくむ絆は、いつしか恋の予感?

お仕事&トラベル&ミステリ、そして恋愛が1冊に融合した、まったく新しいエンタテインメント小説です!


秋吉 理香子[アキヨシ リカコ]
早稲田大学文学部卒。カリフォルニア州ロヨラ・メリーマウント大学院にて、映画・TV製作修士号取得。2008年に「雪の花」で第3回Yahoo!JAPAN文学賞を受賞。09年に同作を含む短編集『雪の花』でデビュー。13年『暗黒女子』で注目を集める。他著作に『聖母』『自殺予定日』などがある。

内容説明

冷静沈着、超絶美人。敏腕機長にして名探偵―。“キャプテン・ディテクティブ”氷室翼、登場!事件多発の「東京‐パリ国際線」。クルーたちは無事帰還することができるのか!?とびきりポップなトラベル・ミステリ!

著者等紹介

秋吉理香子[アキヨシリカコ]
早稲田大学第一文学部卒業。カリフォルニア州にあるロヨラ・メリマウント大学大学院にて、映画・TV番組制作修士号取得。2008年に「雪の花」で第3回Yahoo!JAPAN文学賞を受賞。09年に受賞作を含む短編集『雪の花』にてデビュー。13年、女生徒の謎の死を巡るミステリー『暗黒女子』(17年には映画化)で注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

331
秋吉理香子は、新作中心に読んでいる作家です。図書館の予約に出遅れてようやく読めました。今まで読んでいたのが、著者のシリアスなイヤミスだったので、ユーモアミステリも書けるんだというのが、本書の第一印象です。出張や旅行の際に気軽に読める連作ミステリだと思います。著者が両親をはじめとするパイロット一家で育ったというのは大変意外でした。パイロットやCAは一見華やかに見えますが、ハードなブルーワーカーですよね。2017/10/30

おしゃべりメガネ

226
『暗黒女子』の秋吉さんですが、とても同一とは思えないコミカルな作品です。やっぱり書ける人はどんな内容でも書けてしまうんですね。読み進めていて、随分と航空関係に詳しいので、かなり取材をしたのかなぁと思ってたら秋吉さんのご両親とお姉さんがパイロットだったとは驚きでした。クールビューティーな機長と新米副操縦士がフランスを舞台に繰り広げるトラベルミステリーは、新鮮な作風でフランスの風景を想像しながら楽しませてもらいました。イヤミス作家さんの新境地ともいえる本作は、秋吉さんの作風が苦手な方も軽く楽しめると思います。2017/05/06

🐾Yoko Omoto🐾

171
両親、お姉さんともにパイロットをされているという秋吉さんが描く、航空業界のお仕事小説+ライトミステリ。新米パイロットの治郎、美貌のエリート氷室と優しく優秀な幸村の両キャプテン、知的な令嬢のチーフCA多岐川の四人が、シャルル・ド・ゴール便一往復の間に、機内と現地で遭遇した四つの事件。謎解き部分はホームズ氷室にワトソン治郎の図式で、難易度は比較的に易しめ。全体的にノリはライトだが、フライトの一部始終や現地での過ごし方などがとても丁寧に描かれており、身近ではない業界の様子を憧れの眼差しで興味深く読んだ。2017/05/28

ダイ@2019.11.2~一時休止

156
連作短編集。今まで読んできた秋吉さんの作品と比べると軽くて読みやすい。1編だけ殺人事件ありますが日常の謎系で面白かったです。2018/02/18

yanae

137
秋吉さん初読み。他の本はシリアスが多いのかな?この本はとてもコミカルで楽しく読了!国際線デビューの新米パイロット治郎。フランスへの行き帰り、そして滞在中の4日間が舞台で、1日1日違う事件に巻き込まれる。窃盗から殺人まで(笑)航路を共にする女性パイロットの氷室が天才的に事件を解決していくもの。イケメンだけどなぜかもてない新米パイロットに、チャラいパイロット、超お嬢様のCA、それに何より超天才美人冷徹(笑)パイロット。登場人物に個性があって面白かった。秋山さん他作品も読んでみたいし、この作品シリーズ化も希望!2017/05/08

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