出版社内容情報
あさの あつこ[アサノ アツコ]
著・文・その他
志村 貴子[シムラ タカコ]
イラスト
内容説明
漫才劇『ロミオとジュリエット』は学校内外で人気となった。秋本はコンビ続行を熱望し「ロミジュリ」をサポートする仲間との結束も深まる。仲間内で歩が恋した、秋本の幼馴染メグは幼いころから彼が好きで、なぜか猛烈に歩のことをライバル視してくる。複雑な三角関係に悩む歩。やがて受験や卒業シーズンを迎え、みんな一緒に高校に行くのだと信じていた歩たちだったが…。笑いと涙で爽やかに描いた、少年たちの物語。
著者等紹介
あさのあつこ[アサノアツコ]
岡山県生まれ。大学在学中から児童文学を書き始める。『ほたる館物語』で作家デビュー。『バッテリー』およびその続編で野間児童文芸賞、日本児童文学者協会賞、小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるき
38
将来への不安だの、友情だの恋だの。中学生らしいモヤモヤを絶妙な笑いで包み込んでいます。笑いと切なさが同時に味わえる秀作です。2018/06/19
タルシル📖ヨムノスキー
24
上巻で散々引っ張った夏祭りには出演したもののこの巻ではほとんど触れられず、去年初漫才を披露した文化祭にも今年は出演せず、成り行きで初詣の境内で突然漫才をし、それがきっかけで病院でも漫才をすることになり、ありがちな卒業ライブはなく…。と怒涛の展開だがまさか最後の最後にあんなことになるなんてちょっと意外。基本陰キャの瀬田と瀬田に惚れ込んだ秋山じゃなくて秋本を中心に男女7名の眩しい青春!小学校なら「ちょー平和バスターズ」、中学校なら「チームロミジュリ」、高校なら「あくたれ団」こんな部活以外の繋がりって大切。2020/11/30
タカギ
19
盛り上がりがない。まあ、普通の中学生にそんなものない。でも小説だから。これがスポーツがテーマなら、試合でも練習でも故障でも見せ場が作れるのだと思う。しかしこの本で作者が選んだのは漫才。ノリの良い会話が面白くないわけではないけど、力は弱い。受け入れる読者の世代、時代を狭めてしまっているのではないかなあ。単に私が歳を取ったせいかもしれないけど。小・中学生が読むのがベストかな。2018/08/13
ぱぴこ*2
17
下巻で完結じゃないのね😲続きが気になって仕方ないんやけど~😣ちょっと無理やり感はありましたが楽しめました♪高校生になった「チーム ザ ロミジュリ」に会いに続編へと進みます。【図書館本:37】2019/11/17
はるき
16
出会いって人生を左右する。良い出会いがしたいし、自分自身も相手にとって良い出会いでありたい。2022/01/02
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