角川文庫
うなぎと日本人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 234p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041049297
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

甘いタレ迸る、究極のうなぎアンソロジー!幼い頃から通ったうなぎの名店と、そこで培った“うなぎの食い方”について池波正太郎がしみじみと語る「鰻の食い方」をはじめ、食通たちがうなぎの魅力、こだわりを語り尽くす。思わずお腹の鳴る、珠玉の一冊。

日本ペンクラブ[ニホンペンクラブ]
関川夏央.よしもとばなな.沢木耕太郎.宮本輝.原田宗典.さくらももこ. 椎名誠.立松和平.安岡章太郎.四方田犬彦.村上龍.村上春樹.吉田健一.島田雅彦.五木寛之.遠藤周作.中野翠.群ようこ.高橋章子.武田百合子

伊集院 静[イジュウイン シズカ]
1950年山口県防府市生まれ。72年立教大学文学部卒業。81年短編小説『皐月』でデビュー。91年『乳房』で第12回吉川英治文学新人賞、92年『受け月』で第107回直木賞、94年『機関車先生』で第7回柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で第36回吉川英治文学賞をそれぞれ受賞。

ヒロミチイト[ヒロミチイト]
2009年、木内達朗氏とペンスチを設立。文星芸術大学・非常勤講師。『小説現代』、『小説新潮』などイラスト寄稿多数。

内容説明

幼い頃から通ったうなぎの名店と、そこで培った“うなぎの食い方”について池波正太郎がしみじみと綴る「鰻の食い方」をはじめ、うなぎを人に奢らせようとして失敗する、たいこもちの悲哀を描く落語の名作「鰻の幇間」、山口瞳が長年通ったお気に入りのうなぎ屋“八十八”での思い出を綴る「横浜住吉町八十八の鰻丼」など、食通たちがうなぎの美味しさと魅力を情感たっぷりに語り尽くす。思わずお腹の鳴る、珠玉の一冊。

目次

うなぎうなぎ(阿川弘之)
雪見うなぎ(戸板康二)
鰻(吉行淳之介)
鰻(矢野誠一)
鰻の幇間(桂文楽)
大阪の鰻の佃煮(吉田健一)
天才バカボン ウナギのイヌのカバやきなのだ(赤塚不二夫)
鰻(鈴木晋一)
鰻屋(三遊亭圓生)
もの忘れ(坪田譲治)〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

149
うなぎに関するアンソロジーです。私もうなぎは大好きです。とくにひつまぶしが好きなのですが、あまり出てきません。外道なのですかね。エッセイが多いのですが小説や落語、コミックも含まれていて楽しめます。やはり日本人はうなぎ大好きですね。最近値段が高すぎますが。2016/11/05

いつでも母さん

100
伊集院静・選の『うなぎ』いろいろ。選者のあとがきにもあったが、『うなぎ 一つで何かを』の作品集なのだった。鰻・・土用の丑の日頃に広告に釣られ1串を家人と食すのがせいぜいの私ではあるが、イメージはお高い!(笑)いや、間違いなく高価だ。天然に養殖、背開きに腹ひらき、白焼きと・・薀蓄を聴くだけの私。両目を皿にしたところで違いなど分かるわけもなく・・美味しくいただければなんでも良いのだ。ここで、ウナギイヌは出るよね~!(笑)内田百閒『夕立鰻』と逢坂閑談が良かった。2016/11/01

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

44
随筆、短編、漫画、落語、対談などジャンルを問わず集められたうなぎに関するアンソロジー。読んでいて、うなぎが食べたくなっても、昨今のうなぎの値段の高さでは気軽に食べるというわけにもいかず悩ましい。2016/12/23

kawa

38
最近、私の住む街においしいうなぎやさんが開店した(そこそこに繁盛して、末永く商売してもらいたい)。足繁くは通えないのだが、折々に訪ねて楽しんでいる。そんなときに、さりげなく持っていって開きたい一冊。向田邦子さん、うまいなーぁ。坪田譲治さん、力のヌケ具合が芸術的。2018/12/22

カブ

34
うなぎにまつわる、うなぎの短編集。エッセイ、落語、マンガ、小説。改めて日本人は鰻がすきなんだなぁと感じます。実在する老舗の鰻屋さんをググって調べたりしていたら、特上の鰻重が食べたくなりました。2016/10/06

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