出版社内容情報
このゲームの中こそが、わたしたちの「リアル」。仮想現実世界を楽しむゲーム『バーチャワールド』。高校生の智里は幼馴染の瑠華たちと新作Fコースに挑戦する。深夜の美術館に侵入し絵画を盗み出すミッションに挑むが、そこにはある秘密が隠されていて!?
山田 悠介[ヤマダ ユウスケ]
内容説明
仮想現実に入り込む新感覚ゲーム・バーチャワールド。高校生の智里は周囲の期待に応える完璧な自分を演じることに疲れ、ゲーム世界にのめり込んでいく。そんな中、同級生の瑠華たちと4人で挑んだ新作『Fコース』。ミッションは深夜の美術館に侵入し、天才画家バッジスの最後の作品を盗み出し脱出すること。罠を回避しながらクリアを目指す智里だが、このミッションには大きな秘密が隠されていて!?
著者等紹介
山田悠介[ヤマダユウスケ]
1981年生まれ。2001年自費出版で刊行した『リアル鬼ごっこ』がベストセラーとなり、注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
-
乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シュナ
5
Aコースよりこっちの方がどんでん返しって感じ。 というよりも、Aコースがある意味複線的。 解説にも書いてあったけど、バッジスの絵を順番に観ていくところは、自分も引き込まれた。 実在しない人物だけど、絵が観たくなった2017/07/12
みやこ
3
さすがの設定2017/07/12
カイジ
1
このシリーズはページ数が少ないからいいけど、登場人物も魅力に欠けるし驚きも少ない。暇つぶしにはいい。2024/01/21
星野紗奈
0
Aコースを読んだので、これも読んでみることにした。Aコースと同じで非現実的すぎる部分が何ヵ所かあったが、どんでん返しはおもしろかった。しかし、複雑な人間関係やそれぞれの他人に対する心持ちについてあまり進展がなかったのが残念だった。2017/12/23
Ring
0
疾走感のあるスピーディーな展開で、あっという間に読み終えた。 読後の後味の悪さは、私自身どこか智里に通ずるものがあるからだろうか。 そして予想外の展開にしばし腑抜けになる。 その後の無意識な思考に、隠されていた自分の心理を見つけたようで苦しくもあり、どこか爽快感も少なからず感じる。 きっと逃避願望の強い、今の私にピッタリ合う作品だったのだろう。2024/04/10