出版社内容情報
犬田小文吾、犬阪毛野、犬山道節……。続々登場する、八犬士たち!力自慢の犬田小文吾は旅の途中、悪女舟虫の計略にはまり牢屋に入れられてしまう。そこへ助けに現れたのは、人気田楽一座の花形美女、旦開野(あさけの)。その正体は、親の仇を狙う女装の若武者、犬阪毛野だった! 一方、犬塚信乃は船で安房の国に向かう途中、玉梓が怨霊の起こした大暴風雨(おおしけ)で、船が難破し流れ着いたその先は、なんと海賊の根城「鬼ヶ城」だった。『南総里見八犬伝』の大胆な解釈のもと、大人気を博した人形劇を、脚本家自らが書き下ろした完全小説版!
一 舞台変わって浅草近く、猪殺して小文吾登場
二 笛を使ったひと芝居、策に溺れた悪女舟虫
三 同じ穴のむじな二匹、ねらいも同じ金と欲
四 小文吾虎穴にはいり、家老の秘密をにぎる
五 娘姿は世を忍ぶ姿、旦開野は男でござる
…
二七 道節の活躍で珠戻る、だが浮き出た娘の顔
二八 はたして何を恨むか、フジの下に立つ謎の娘
二九 須紗のうらみ消えて、遂異にに小文吾の目快癒
石山 透[イシヤマ トオル]
1959年のNHKのドラマ『ピエロが泣いた』でシナリオ作家デビュー。71年、『時をかける少女』(筒井康隆著)を原作にした少年ドラマシリーズ第一作『タイム・トラベラー』が好評を博す。73年、NHK人形劇『新八犬伝』のシナリオを担当し大ヒットとなる。77年にはNHK時代劇『鳴門秘帖』、79年人形劇『プリンプリン物語』のシナリオを担当。85年に死去。
内容説明
力自慢の犬田小文吾は旅の途中悪女舟虫の計略に落ち捕えられてしまうが、そこへ助けに現れたのは人気女田楽一座の花形美女、旦開野。実は女装の若武者、犬阪毛野だった。一方、犬塚信乃は船路で安房に向かう途中、怨霊玉梓が起こした大暴風雨で、船が難破。流れ着いた先は、海賊が根城とする島「鬼ヶ城」だった。『南総里見八犬伝』の大胆な解釈のもと、大人気を博した人形劇を、脚本家自ら書き下ろした完全小説版、第2弾!
著者等紹介
石山透[イシヤマトオル]
1958年に脚本家デビュー。85年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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