角川文庫<br> 誘神

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角川文庫
誘神

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  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041044872
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

『長い腕」の著者の新地平! 戦慄の生物ミステリー!両親を亡くし天涯孤独となった柊一は、高校入学を辞退し奥深い集落で一人暮らしていた。しかし彼は父から継いだある使命のために、集落の住民から避けられていた。「ツゲサン」。それは死後の世界と現世との中間をさ迷う死者に会いに行き、この世との別れを宣告する仕事だった。いっぽう、京都の大学生・沙織は、父親から、コレラ感染が疑われる病人が出たために、到着した関西空港で足止めされるという連絡を受ける。その頃、集落に住む誠は地区の神社のご神体にまつわる不思議な噂を耳にしていた。東南アジアで発生した脅威の感染症、三つの人生を繋ぐ謎の男、そして異界の扉が開く時が訪れる―。『長い腕』の著者が挑む伝奇パニック・サスペンス!

川崎 草志[カワサキ ソウシ]

内容説明

死者の魂を送る「ツゲサン」を父から継いだ柊一。一方、柊一の近くの集落に住む誠は、地区の神社のご神体にまつわる不思議な話を耳にしていた。その頃、沙織は、感染症の疑い例により空港で足止めされた父に気を揉んでいた。そんな3人の人生に東南アジアで発生した脅威の感染症が影を落とす―。彼らの前に突然現れた安曇は、忍びよる脅威に一つの仮説を立てた。それは人類の進化の先にある絶望的な未来だった…。

著者等紹介

川崎草志[カワサキソウシ]
1961年、愛媛県生まれ。京都大学理学部動物学科卒業。セガ・エンタープライゼス、バーチャルゲームセンターなど、ゲーム制作会社に勤務。『長い腕』で第21回横溝正史ミステリ大賞を受賞してデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はつばあば

63
「長い腕」を読み始めた頃を思い出しました(^^;。随分前になりますが一巻を読み上げるのに途中で挫折するも、読み友さんのお陰で一気に2巻3巻と読了できたことを。今回も最初は意味が掴めなくて・・。AIがどうのこうのと言っている時代でも大規模感染症が発生したり「ツゲサン」等と言う土着信仰のようなものまで登場するし・・。これはどうやら2巻から読み始めたようです(^^;。kindleunlimitedで1巻の「疫神」を探してみます。読み易いかと問われれば読みにくい。でも入り込んでいくと「多田君」の存在が面白いです2019/06/13

たぬ

35
☆4.5 川崎氏3冊目。得体のしれない疫病がはびこる恐怖と謎めいた風習が掛け合わされてとても面白かった。今現在の日本に通じる部分も多くて。“異常巻”説は斬新だったなあ。多田君、飄々としているけど彼もひょっとして…? 藤原父が冷静で頼もしかった。2021/05/24

シン

15
C評価。 期待ほどではなかった。 こういう発想なのは大好きなのだが面白さはいまいち。 あと読む順番を間違えたっぽい。2017/03/06

キムチ猫屋

13
そんなパニック感は無かったなぁ。話の発想はオモシロかったけど。この世とあの世は繋がっている。ちょっと信じてみたりする。ふふふ^_^;2019/10/05

にく18

13
川崎草志の作品、長い腕の三部作とこの〜神シリーズを読んだだけだけど、どれも登場人物がどこか寂しくて、こちらも寂しくなる読後感。結局、ヒトは終焉を始めてしまったのかな。続き求む。2017/07/29

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