角川文庫<br> うるさい日本の私

個数:
電子版価格
¥418
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

角川文庫
うるさい日本の私

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2025年05月04日 00時47分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041044827
  • NDC分類 519.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

公共の場の、意味のないお節介放送。騒音に闘いを挑む、哲学者の名奮戦記!家を一歩出れば、町に溢れる案内、呼びかけ、注意。意味も効果も考えず、「みんなのため」と流されるお節介放送の暴力性に、哲学者は論で闘いを挑む。各企業はどう対処したのか。自己反省も掲載した名エッセイ!

中島 義道[ナカジマ ヨシミチ]
1946年生まれ。77年、東京大学大学院人文科学研究科哲学専攻修士課程修了、83年、ウィーン大学哲学博士。電気通信大学人間コミュニケーション学科教授を経て、現在私塾を開設。著書に『戦う哲学者のウィーン愛憎』『ひとを嫌うということ』 『哲学実技のすすめ』等多数。

内容説明

家を一歩出れば、案内、呼びかけ、注意のお節介放送が町に溢れている。意味も効果も真剣に考えず、ただ「みんなのため」「安全、危険防止のため」と同じ文言を繰り返すアナウンスの暴力性。論で闘いを挑んだ著者は、バス会社、鉄道会社、デパート、海水浴場、美術館と、次々直接抗議していった。騒音被害を訴えられた企業や団体は、どう反応し対処したのか。行動する哲学者の延々たる闘いの過程を、自己反省も交えつつ描いた名奮闘記!

目次

1 言葉の氾濫と空転
2 機械音地獄
3 轟音を浴びる人々の群れ
4 「優しさ」という名の暴力
5 「察する」美学から「語る」美学へ

著者等紹介

中島義道[ナカジマヨシミチ]
1946年、福岡県生まれ。東京大学教養学部並びに法学部を卒業。77年、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。83年、ウィーン大学哲学科修了。哲学博士。元電気通信大学教授。専攻は時間論、自我論、コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

♪みどりpiyopiyo♪

51
以前読んだ本。■雁字搦めで「ここから出なくちゃ」と思うとき、適切な援助を得られたら幸いだけど 得られない事もあるよね。そんな時には、「どこを目指すか」はさて置き、取り敢えず障壁を崩し足枷を振り切る事も時には必要で。目指す道を考えるのはその後でも出来るしね。■この人をはじめ、色んな人の様々な考え方に助けられ、鎖を解き、外へ出られたからここまで来れたんだよなぁ。■私にとって過去の恩人みたいな本です。「あなたのおかげで、あなたが必要無くなりました。ありがとう」 ( ' ᵕ ' )

香菜子(かなこ・Kanako)

46
うるさい日本の私。中島 義道先生の著書。私も日常生活でうるさいと感じてしまうことが多くて、日本は過剰サービス社会なのかなと思うこともしばしば。それが日本人の自主性や自分で考える力を奪ってしまっていると思うのは考え過ぎの被害妄想なのかもしれないけれど。2019/02/10

ちさと

32
テレビやラジオ、町中いたるところに流れるアナウンスの音に我慢できない私。考えを同じくする中島先生が、静かさを求めて騒音に立ち向かう奮闘記です。爆笑するところ4割、真面目に考えるところ6割。「優しい放送」を支持する人達は社会的に公認されたマイノリティの味方にはなるけど、騒音による被害者だっていることに全く気がつかない。理解しようとしない。そういった行為は「怠惰で無責任な幼稚園国家を作る手助けをする」に激しく同意。訴訟大国アメリカでも、近しい文化のアジア圏でも、こんなうるさいアナウンスないですよ。2019/03/01

どらがあんこ

12
序盤だけ読むと哲学者というより騒音うるさいおじさんなのだけど、そこもひっくるめて後半に展げてゆくからうまいなぁと。言い方の問題を拾うと日本人の道徳はやはりシニフィアンベースで中身は優しさに包まれているのだ。著者は自ら異質性となるが、またそれが簡単に懐柔される流れが戦闘記には細かく記されていて流動性を持った問題だとわかる。2019/05/11

テツ

9
街中で垂れ流される誰も聞いておらず何の意味もないアナウンスへの批判と攻撃。そこから解るのは、社会に認められたマイノリティと認められないマイノリティが存在するということ。社会に認められないそれはただ単にワガママだとしか認識されないのだ。LGBTなんちゃらや貧困層への配慮はされるけれど、中島先生の面倒臭いおじさんムーブでしかない街中の騒音への苦情は、配慮どころか我慢を求められるのだ。少数者への配慮だの弱者への救済だのは、社会に認められた方々にしか与えられない特権にすぎない。面倒臭いおじさんは一顧だにされない。2023/09/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10948040
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品