出版社内容情報
愛好者急増中、短歌と俳句の今を大特集。読切は東野圭吾。表紙は福士蒼汰。特集「今はじめたい！ 短歌と俳句」には穂村弘、北村薫、長嶋有、村田沙耶香が登場。読切は待望の東野圭吾。豪華５本スタートの新連載は、大島真寿美、梶よう子、酒井順子、本多孝好と、「怖い絵」の中野京子。
小説野性時代編集部［ショウセツヤセイジダイヘンシュウブ］
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本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hajime Yamazaki
32
東野圭吾さんの新作が読みたくて読メで教えていただいた『ラプラスの魔女』のスピンオフ第2弾『この手で魔球を』が目当てでバックナンバーを購入。こんな風に小説誌に掲載されてるってことは文庫化された時に掲載されるのか、それとも『ラプラスの魔女２』として短編集で出てくるのかな。再読にはなるけど一冊の本として読める日が楽しいみ。中野京子さんのエッセイ『怖い絵』が展覧会特別講座って形で掲載されてた。上野の森美術館でまだやってるのでぜひ行きたい。村田沙耶香さんの句会の対談も面白かった。それにしても最近仕事が忙しすぎる…。2017/10/19
モトラッド@積本消化中
21
★★★ 『ラプラスの魔女』のスピンオフ、第3弾まである（2017.10/8現在）うちの第2弾『この手で魔球を』のみ読了。タイトルから分かるように、野球を題材にした正味31頁の短篇。故に、深さまで求めると肩透かしを食うが、ケーゴのスポーツものの小気味良さは味わえます。個人的希望としては、スピンオフで小出しも良いが、いっそのこと、単行本でド～ンと『ラプラスの魔女』本編の続篇を書いて頂きたい。それも、全てのケーゴフリークを、ウ～ンと唸らせるような濃厚・緻密なものを、お願いします。2017/10/08
kenitirokikuti
3
特集 今はじめたい！短歌と俳句▲対談 北村薫 穂村弘。穂村〈和歌の時代は燃えるような恋愛を詠ったり国を寿いだりハレの歌が多かったのが、近代以降はケの歌が増えた〉〈でも今はテンションを上げるような時代の追い風がない〉〈社会的に透明人間だから、逆に人間界を客観的に見る眼差しが獲得されている〉わかる2016/12/18
たくみ
2
ちょっと切ない余韻を残しながら、葉室麟の連載が終了。巻頭の「短歌・俳句」についてはちょっと興味深い。特に、俳句は写真が上手いと良い句も生まれそうに思った。2016/12/31
hakka4me
2
特集は「短歌と俳句」。各人のエッセイや対談を読んで、簡単そうに見えて難しい、難しそうに見えて意外に気軽という不思議な面白さがあるんだなあと思ったり…。「ツキマトウ 第2回/真梨幸子」は二転三転する物語にページを捲る手が止まらなかった。他は続き気になるほど引き込まれるのは無くなってきちゃったかな…。2016/12/19
