出版社内容情報
最強最悪の「ワケあり」 特殊捜査班、発足!
首都圏を中心に密造銃を使用した連続殺人事件が発生した。警視庁の一之宮祐妃は、自らの進退を賭けて、ある者たちの捜査協力を警視総監に提案。一之宮と集められた4人の男女は、事件を解決できるのか。
内容説明
首都圏を中心に密造銃を使用した連続殺人事件が発生。犯人は警察を挑発するかのように、特別捜査本部の捜査員を狙いはじめた。警視庁組織犯罪対策部の一之宮祐妃は、内部情報の漏洩を察知。自らの進展を賭けて、ある者たちの捜査協力を警視総監に提案するのだった。警察をも怖れぬ犯人に対抗するため、集められし4人の男女。一之宮の「秘策」は、犯人を追い詰めることができるのか。人気著者による長篇ハード・アクション。
著者等紹介
矢月秀作[ヤズキシュウサク]
1964年兵庫県生まれ。様々な職業に従事し、文芸誌の編集を経て小説家へと転向。94年に『冗舌な死者』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
119
およそありえないようなことだからこそ、ストレス発散になるのでしょうね。悪人も悪人なら、警察側も犯罪者を使って対峙させています。この四人の犯罪者の特徴がまたバラバラでも、すべての能力を合わせれば、という感じです。映画とかドラマにしたら面白い感じがします。警察はただまとめるだけでほとんど何もしない感じです。今度は警察側のほうを主人公にして書いてもらいたい気がします。2016/04/20
GAKU
53
密造銃を使用した連続殺人事件が発生。既存の捜査では進展せず、女性警視一之宮は「特別捜査班」を結成。そのメンバーというのが、刑務所に収監されている受刑者四人。ヤクザの若頭、元女性傭兵、女たらしの詐欺師、オタクの天才ハッカーといった面々。もうこの設定からしていつもの矢月作品のパターン。B級アクション映画のごとく、荒唐無稽に物語は進んで行きます。もぐらシリーズやリンクスシリーズ同様、何も考えずに楽しくさらっと読めてしまいます。ワンパターンと分かっていながら、この作者の作品は毎回読んでしまいます。2016/07/17
きさらぎ
43
犯罪者に捜査をさせるなんて、ありえない世界なんだけど、いかにも矢月さんの好きそうな設定。詰めが甘いところ、悪役がベタなところ、B級感たっぷりな点も矢月さんらしい(笑)突っ込みどころは多々あれど楽しめた。2016/10/08
James Hayashi
23
初読み作家。警察小説かと思ったが、警察が犯罪者を使い連続殺人と密造銃に迫るという内容。終わりに大創産業如何のこうのと書いてあるので100円ショップで出されていたものを加筆訂正したのかも。B級らしさを感じさせる作品。これが100円ならすごいお得感がある。2016/08/31
Junichi Yamaguchi
18
『仲間』… 帯どおり⁈ B級最高傑作⁈ とにかく、早い展開でスッキリ読了。。2016/04/15
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