角川文庫
ミヤマ物語〈第3部〉偽りの支配者

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041041987
  • NDC分類 913.8
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「この世界は変わらなきゃいけない」ついに対決の時が来た!亡き父の生まれ故郷雲濡で不思議な少年ハギと出会った透流は、異世界「ウンヌ」の存在を知る。そこは白い髪青い肌青い目を持つ人々が住む厳しい階級社会で、絶対統治者のミドが治める世界だった。彼らは外の世界に住む透流たちを「マノモノ」と恐れ忌んでいた。しかし死刑になりそうな母親を透流とともに救いだしたハギは、ミドから間違った世界観を教え込まれていたことを知る。透流は味方になってくれた警備兵カクテたちとミドの屋敷に捕えられてしまう。一方逃げ延びたハギは村に戻り、ミドによって自分たちがだまされていたこと、もっと自由に生きられることを村人に説くのだった。ミドの正体は何者なのか、なぜ透流はウンヌに呼ばれたのか? ファンタジー大作、ついに完結!

第一章 母の決意
第二章 マノモンの夢
第三章 ハギにできること
第四章 透流の戦い
第五章 ハギの戦い
あとがき
解説

あさの あつこ[アサノ アツコ]
岡山県生まれ。大学在学中より児童文学を書き始める。『ほたる館物語』で作家デビュー。
『バッテリー』およびその続編で野間児童文芸賞、日本児童文学者協会賞、小学館児童出版文化賞受賞。「NO.6」シリーズ、「燦」シリーズ、『グラウンドの空』、『敗者たちの季節』『もりもり森のネコロッケ』他、その著作は絵本から時代小説まで幅広いジャンルに亘っている。

内容説明

現代の少年透流と異世界ウンヌから迷い込んだハギ。元の世界へ戻るハギを助けてウンヌにやって来た透流は、絶大な権力を持つ統治者ミドに捕らえられてしまう。ハギは透流を助けるため、ミドから刷り込まれた階級社会の愚かしさと欺瞞を人々に訴え、皆とともにミドの屋敷へ向かう。一方牢からの脱出に成功した透流は、ミドと対決するため屋敷の奥へと向かうのだが…。二人の少年がつむぐファンタジー大作、ついに完結!!

著者等紹介

あさのあつこ[アサノアツコ]
岡山県生まれ。大学在学中から児童文学を書き始める。『ほたる館物語』で作家デビュー。『バッテリー』およびその続編で野間児童文芸賞、日本児童文学者協会賞、小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

honoka

33
最終巻。早い早い。主人公の2人がいつも走っているので読むのも追い立てられるように止まらない。しかし途中に挟まれるトオルの母親の叫びやハギの母親のあたたかさに小休止。オチには少々拍子抜け感はあれど、トオルが選んだ道に勇気をもらえる子どもがいると信じる。また、そんな勇気を渡せる大人にならねばと思う。2016/10/14

のり

19
文庫3冊読了。こちらの世界の透流とミドが支配する差別が横行するウンヌに住むハギとの出会い、違う世界だが、自分を変えるのは自分だけだと、そして信じて対峙する勇気だと伝わってきた。児童作品としてもおすすめ。ファンタジーとしても読み応えあり。2017/04/28

カゲツナ

8
これで完結か。 ハギも透流も第一部から見たら成長したな。世の中を変えるって簡単じゃないけど、きっとハギならやれる。そう感じた。 ミド様の正体にちょっと衝撃が。 解説にもあったけど、大人が、本当の大人になるための物語だ。 心に響いたな。2016/10/06

空太

6
疾走感がずっと続いてる。オチはまぁこんなもんかーって感じ。No.6を読みたくなった。2016/10/25

ネズミ

4
ハラハラドキドキしながら、夢中になって読んだ。ホウランがかっこよすぎた。2017/03/31

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