角川スニーカー文庫 天空監獄の魔術画廊〈４〉

永菜 葉一【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2016/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 285p／高さ 15cm
• 商品コード 9784041041758
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

永菜　葉一［ナガナ　ヨウイチ］
著・文・その他

八坂　ミナト［ヤサカ　ミナト］
イラスト

内容説明

奇跡の島『天空の大監獄』―そこには魔王の血肉と、恐るべき魔術が込められた６００枚以上の『魔王の絵画』が封じられている。天空の大監獄に閉じ込められ、看守の任を与えられたリオンの下にやってきた新しい囚人、それは昔からの知り合いで吟遊詩人の少女・ユフィリアだった。リオンの過去を知る人物が加入したことで、女の争いは一層過熱することに。そんな中、リオンの企みを阻止するべく激しい襲撃を仕掛ける敵が現れて―！？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[θ(シータ)]

「あなたは今、なんのために絵を描いていますか？」新しい仲間が加わり今度こそ脱走しようと試みるがリオンに過去最大のピンチが近づいてきて…!?妖しき監獄ファンタジー第4弾。どんでん返しからのさらなるどんでん返し！！休む暇もなく目紛しい勢いで進んでいき結末は思いがけない最後に。これは次巻が楽しみすぎる！！それにしてもユフィの立ち位置は意外だった。まさかあんな事になるとは……もっと触手で襲っておけば!!ラストが近づいている今作。リオン達は脱出できるのか？一体、誰を選ぶのか？期待です。星５つ【⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️】

2016/04/10

[よっち]

リオンの下に昔の知り合いで吟遊詩人の少女・ユフィリアが加わって脱獄計画が実行に移されようとした時、彼らを阻む敵が現れる第四弾。リオンたちの脱獄が暴露され監獄挙げての追走劇が始まる中、新たな力を与えられて復讐者と化したハインに脱獄王まで加わるかなり厳しい状況でしたけど、そんな中で絆を強めていくリオンたち、駆け引きと知略の限りを尽くした逃走劇が熱かった割には、終わってみれば意外な展開を迎えそうですね。ヒロイン各人の立ち位置がハッキリしてきたことで、よりイキイキとしてきたリオンを巡る人間関係も今後が楽しみです。

2016/02/29

[ナカショー]

遂に脱獄を決行するも神の横槍が入り、三者三様が入り乱れる熱いバトル展開はすごかったです。間に挟まってたプレイでいい感じに息抜き出来てよかったです。結果として脱獄は失敗しましたが、まだ希望は残ってる。リオンは無事に脱獄出来るのか。そして誰を選ぶのか楽しみです。

2016/08/17

[真白優樹]

脱獄を実行に移す中、阻む者達との激闘が始まる今巻。―――始まるは監獄全体を巻き込んだ逃走劇。今回は今まで溜めてきた脱獄計画を実行に移すも想定外の要素等により全てが敵となる回であり結果的に言えば脱獄は失敗し全てを失うも、監獄の外では更なる戦いの要素が待っているという回である。最強の存在の救援も予想される中、傷つき倒れ囚われた魔王と少女達はどう動くのか。ほぼ確実に籠の中の鳥で収まるようなメンバーではないだろうし次回も大変な戦いが巻き起こりそうである。次の戦いはどのようなものになるのか。 次巻も楽しみである。

2016/03/01

[ラル]

脱獄開始で大混戦。望まぬスタートからどうにかこうにかあと一歩のところまで手をかけるも一人の選択から全て崩壊。そんな状況下でもリオンの奮闘やらヴァレリアとの共闘やら熱くなるシーンも多くありました。キリカさんのよくわからん感性によるチートっぷりはわからなさすぎてもはや可愛い。いいの、あなたは何も考えず擬音語口にしながら無双してなさい。間が空いてしまったせいで忘れてしまったことも多かったので100％楽しめなかった気がするけど、ヒロインたちの可愛さは安定でした。次がラストとのことでそのうち読みたい。

2017/04/02