名もなき風たち―サッカーボーイズU‐16

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  • サイズ B6判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041041222
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

無名の高校生16歳、リアル青春サッカー小説。2011年、高校生になった武井遼介は、関東の強豪サッカー部に入部する。東日本大震災から1ヶ月、ふつうにサッカーができる現状に葛藤を抱きながら、遼介は新入部員約50名でスタートした部活に励む。しかし、全国大会を視野に入れたレベルの高い部内では、1年生チームの中ですらポジションを確保できずにいた。やがて1年生は2チームに分裂し、紅白戦が開催されることに。勝敗によって両チームの選手を入れ替えるサッカー版“大富豪”という特殊ルールで、遼介はチーム内での立場を思い知らされ、夏の1年生大会、ルーキーズ杯へと向かう――。

はらだ みずき[ハラダ ミズキ]
千葉県生まれ。2006年『サッカーボーイズ 再会のグラウンド』でデビュー。「サッカーボーイズ」シリーズは、『サッカーボーイズ 13歳 雨上がりのグラウンド』『サッカーボーイズ 14歳 蝉時雨のグラウンド』『サッカーボーイズ 15歳 約束のグラウンド』『サッカーボーイズ 卒業 ラストゲーム』と続く大ヒットとなる。本作は、「サッカーボーイズ」の後継作となる新シリーズの第1弾。他の著書に『最近、空を見上げていない』『スパイクを買いに』『サッカーの神様をさがして』『あの人が同窓会に来ない理由』などがある。

内容説明

2011年、高校生になった武井遼介は、関東の強豪サッカー部に入部する。東日本大震災から1ヶ月、ふつうにサッカーができる現状に葛藤を抱きながら、遼介は新入部員約50名でスタートした部活に励む。しかし、全国大会を視野に入れたレベルの高い部内では、1年生チームの中ですらポジションを確保できずにいた。やがて1年生は2チームに分裂し、紅白戦が開催されることに。勝敗によって両チームの選手を入れ替えるサッカー版“大富豪”という特殊ルールで、遼介はチーム内での立場を思い知らされ、夏の1年生大会、ルーキーズ杯へと向かう―。無名の高校生16歳、リアル青春サッカー小説。

著者等紹介

はらだみずき[ハラダミズキ]
千葉県生まれ。2006年『サッカーボーイズ再会のグラウンド』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

七色一味

36
読破。サッカーボーイズシリーズの高校編。公立の強豪校に入学、というあたりから、主人公の中途半端なポジションが感じられたけど、部活ではいわば大貧民スタート。そういえばこの主人公、いつもこんな感じの流れだなぁと思ってしまった。この先貧民→平民→富豪→大富豪への巻き返しがあるのかどうか。タイトル通り「名もなき風」のまま終わったとしても、それはそれでいいのかも、とも思ってしまう。なにせJリーグを頂点とした国内サッカーの巨大ピラミッドの、殆どは名もない風達が支えているのだし。 2017/04/04

モモンガ

19
★★★★★このシリーズは大好物です。2017/01/12

zanta

18
55/2/22/2017 シンプルでさわやか。新しく出会ったメンバーの良いところや心地よいつきあい方を模索して、かけがえのない仲間になっていく。年をとると、中々素直になれなくなっている。どんなに素晴らしい人だと解っていても、自分の狭い範囲で感じてしまったささやかな違和感を払拭できずに、健全な関係性になれない。若い彼らが羨ましい。2017/02/24

さんつきくん

16
サッカー好きには堪らない、胸、踊る青春小説・サッカーボーイズシリーズ最新刊!相変わらず、リアリティーあるサッカーの試合の描写に一気読み‼主人公・遼介は県内では強豪の青嵐高校に進学。大所帯の青嵐はAチーム、Bチーム、その下の1年生の紅白チームと別れ、遼介は一番下のカテゴリーに身を置くことに。サッカーを仲間内でワイワイ楽しむこと。競い合いながら高めて楽しむことの狭間に揺れ、この環境に気持ちが揺れ若干戸惑うが、数少ないチャンスを物にしようと奮闘する。ライバル達との競争。名もなき風達が躍動する。続編が楽しみ!2017/02/16

雑木林太郎

14
「サッカーボーイズ」が続いていた。武井遼介のさらなる成長物語がまだ読めるとあってページをめくる指が止まらない。この「名もなき風たち」で遼介は、はらだ氏が突き付けた、さらなる高い壁の前で佇んでいる。なかなか前へ進めない。苦しみもがく遼介だが、持ち前の向上心で少しづつ壁を乗り越えようとする。そして、ABチームの紅白戦。なり手のない副審をいつものように引き受けた遼介の前に突然一筋の光明が!「いつ何が起こるかわからない。だからいつでも準備を怠ってはならない。精一杯、毎日を生きろ」 次巻の飛躍が今から楽しみだ。2016/11/28

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