角川文庫<br> はなとゆめ

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はなとゆめ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041041147
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

『天地明察』『光圀伝』の異才が放つ、傑作歴史小説!8歳の清少納言は、帝の后である17歳の中宮定子様に仕え始めた。宮中の雰囲気になじめずにいたが、定子様に導かれ、才能を開花させる。しかし藤原道長と定子様の政争に巻き込まれ……。魂ゆさぶる清少納言の生涯!

冲方 丁[ウブカタ トウ]
1977年岐阜県生まれ。1996年『黒い季節』でスニーカー大賞金賞を受賞してデビュー。2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞受賞。09年に刊行した『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞を受賞。2012年『光圀伝』で第3回山田風太郎賞受賞。他の著作に、『テスタメントシュピーゲル』『もらい泣き』など多数。

内容説明

なぜ彼女は、『枕草子』を書いたのか―。28歳の清少納言は、帝の妃である17歳の中宮定子様に仕え始めた。華やかな宮中の雰囲気になじめずにいたが、定子様に導かれ、その才能を開花させていく。機転をもって知識を披露し、清少納言はやがて、宮中での存在感を強める。しかし幸福なときは長くは続かず、権力を掌握せんとする藤原道長と定子様の政争に巻き込まれて…。清少納言の心ふるわす生涯を描く、珠玉の歴史小説!

著者等紹介

冲方丁[ウブカタトウ]
1977年岐阜県生まれ。96年、『黒い季節』で第1回スニーカー大賞金賞を受賞してデビュー。2003年、『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞受賞。09年刊行の『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、2011大学読書人大賞、第7回北東文芸賞、第4回舟橋聖一文学賞を受賞。12年、『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三代目 びあだいまおう

384
珠玉恍惚!1000年という広大な時を経て歴史の冠たる『史上初のエッセイ集:枕草子』の著者が私に読者に語りかける!その時代はね、この人はね、頭に来るのはね、嬉しかったのはね、と!語り手はかの『清少納言』これは奇跡のタイムトラベル!冲方さんのフィルターを通じ清少納言が語りかけてくれる!これを奇跡と呼ばずして何を奇跡と?ネットもテレビも雑誌もない時代、1000年以上も前、憧れの君への憧れ度は想像できない深恋慕だろう!美しき鮮やかな筆致で蘇る清少納言の『気高き想い』に触れられる僥倖贅沢、大いに堪能しました‼️🙇2019/05/26

エドワード

168
2008年の源氏物語千年紀の頃読んだ本に「貴族の仕事は年中行事。公私の区別無く全人格的に携わらねばならぬ、ある意味で大変な激務であった。」と解説されていた。一条帝と中宮定子はまさにその中心人物。本作は枕草子が書かれた経緯を、清少納言と中宮定子の奇跡のめぐりあいから書き起こす。<物語>の紫式部と<現代をルポ>する清少納言は立ち位置が違う。家族の間で諍うのは人の世の常。翳りゆく定子の側で<花>をのみ書き続けた清少納言の姿が潔い。でも読了後、彼女の生涯に<もののあはれ>を感じてしまうのは歴史によくある皮肉だ。2016/08/01

扉のこちら側

154
2018年270冊め。これは面白かった。中宮定子が映画を誇る時期に何ひとつ不自由ない環境の彼女を楽しませるためだけに書かれたもののような印象だったが、定子にしろ著者の清少納言にしろ、これほど苦難の日々を送ったとは知らなかった。のちに紫式部が酷評したことによって、清少納言の狙いが達成されたことが明らかになるのが面白い。枕草子、きちんと読んでみよう。2018/07/06

佐々陽太朗(K.Tsubota)

141
自転車旅に出て、直島の本村を走っているときに雨に遭い、家プロジェクト「石橋」の中の縁側に坐って読んだ。旧家の落ち着いた庭にむかって、雨の雫が屋根からポタポタ落ちる音を聴きながらの読書はしばらく現代を忘れさせる極上の時間となった。清少納言の「あわい」を見るのが好きという気持ち、中宮・定子様の華を愛し「中宮様の番人」を自任する気持ちが胸をうった。愛しいと感じる全てを書く、愛しさを通して憎らしさも嫌なこともすべて面白いものにかえて書いてしまう。それが「枕草子」となったのだなぁと感慨深い。2016/10/02

のり

128
清少納言といえば枕草子。でも実際どのような事がどのように書かれたかといえば全く知らなかった。一条帝の妃・中宮定子様に侍女として仕え、才を引き出してもらうが、権力・政争に否が応にもまきこまれる。苦楽を共にし、中宮様に目をかけられ務めを果たし番人の異名を全うした。中宮様を慕い、想いを認めた日本初のエッセイ集が枕草子かもしれない。一条帝と中宮様の相思にも心うたれる。現代訳の枕草子も読みたい。2019/12/07

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