“天才”を売る―心(ヴァーチャル)と市場(リアル)をつかまえるマンガ編集者

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“天才”を売る―心(ヴァーチャル)と市場(リアル)をつかまえるマンガ編集者

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  • サイズ B6判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041041017
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

世界的に支持され、影響を与えている分野。その「運営者」の内奥に迫る。一点一点の作品が世界を切り拓いてきた分野、マンガ。
それは、正解のない時代に心(ヴァーチャル)と市場(リアル)、二つの世界を開拓し続けてきた業界とも言える。
 その“運営者”たる編集者の「頭の中身」を、ベストセラー編集者にしてマンガ原作者である著者が探る。
 競う・編む・拓くの三部で構成。
 
「少年ジャンプ」『火の丸相撲』『僕のヒーローアカデミア』
「少年マガジン」『リアルカウント』『風夏』
「少年チャンピオン」『弱虫ペダル』
「ヤングアニマル」『自殺島』『KAPPEI』
「ヤングキングアワーズ」『蒼き鋼のアルペジオ』
「モーニング」『GIANT KILLING』
などを立ち上げたベストセラー編集者たち。
これら少年誌、青年誌、月刊誌に加え、女性向けの「ハーレクインコミックス」からボーンデジタルの「コミックシーモア」まで。
電子書籍雑誌「AiR」の仕掛け人であった著者だからこそできた、各ジャンルの若手からベテランまでを押さえた、類書なきインタビュー集!

序章 世界を拓く分野を支える人たちに学びたい
第1部 競う
第一章 激烈な競争の渦に挑む 小池均「少年ジャンプ」(集英社)
第二章 一〇〇万部という闘技場に立つ 乙黒和彦「少年マガジン」(講談社)

第2部 編む
第三章 五〇代現役、市場に挑み続ける 野々口嘉孝「ヤングキングアワーズ」(少年画報社)
第四章 商売道具も武器も言葉しかない 荻島真之「ヤングアニマル」(白泉社)
第五章 打ち合わせは聴くいて、聴くいて、聴きまくる 武川新吾「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)

第3部 拓く
第六章 混沌の大海に飛び込む キム・ジャンフン「コミック・シーモア」(NTTソルマーレ)
第七章 最先端と伝統を接合する 明治理子「ハーレクインコミックス」(ハーパーコリンズ ジャパン)
第八章 ものづくりへ回帰する 宍倉立哉「モーニング」(講談社)

終章 自分ひとりでは行けない世界へ行く
あとがき

※取材対象者の所属名は取材時のものである

序章 世界を拓く分野を支える人たちに学びたい
第1部 競う
第一章 激烈な競争の渦に挑む
小池均「少年ジャンプ」(集英社)
第二章 一〇〇万部という闘技場に立つ
乙黒和彦「少年マガジン」(講談社)
第2部 編む
第三章 五〇代現役、市場に挑み続ける
野々口嘉孝「ヤングキングアワーズ」(少年画報社)
第四章 商売道具も武器も言葉しかない
荻島真之「ヤングアニマル」(白泉社)
第五章 打ち合わせは聴くいて、聴くいて、聴きまくる 
武川新吾「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)
第3部 拓く
第六章 混沌の大海に飛び込む 
キム・ジャンフン「コミック・シーモア」(NTTソルマーレ)
第七章 最先端と伝統を接合する
明治理子「ハーレクインコミックス」(ハーパーコリンズ ジャパン)
第八章 ものづくりへ回帰する
宍倉立哉「モーニング」(講談社)
終章 自分ひとりでは行けない世界へ行く
あとがき

堀田 純司[ホッタ ジュンジ]
1969年大阪府生まれ。作家。桃山学院高校を中退後、大学入学資格検定を経て上智大学文学部ドイツ文学科入学。漫画編集者などを経てフリーとなる。著書に『人とロボットの秘密』(講談社)、『「メジャー」を生みだす』(角川新書)など。評論から小説、漫画原作まで手がける。編集者としては93万部のベストセラーとなった書籍『生協の白石さん』などを企画編集している。2010年、電子書籍「AiR(エア)」を刊行。出版社を介さずに書き手が作品を発表する試みとして各方面から注目を集める。エンタテインメントの最前線で闘う企画屋。

内容説明

天才たちと「ヒット作」をつくる“ふつうの人々”。その“頭の中身”をベストセラー編集者でもある著者が探る。少年誌をはじめ、青年誌に月刊誌。そして、女性向けまで。各ジャンルの若手からベテランまでを押さえた、類書なきインタビュー集!

目次

第1部 競う(激烈な競争の波に挑む―小池均「少年ジャンプ」(集英社)
一〇〇万部の闘技場に立つ―乙黒和彦「少年マガジン」(講談社))
第2部 編む(五〇代現役、市場に挑み続ける―野々口嘉孝「ヤングキングアワーズ」(少年画報社)
商売道具も武器も言葉しかない―荻島真之「ヤングアニマル」(白泉社)
打ち合わせは聴いて、聴いて、聴きまくる―武川新吾「少年チャンピオン」(秋田書店))
第3部 拓く(混沌の大海に飛び込む―キムジャンフン「コミックシーモア」(NTTソルマーレ)
最先端と伝統を融合する―明治理子「ハーレクインコミックス」(ハーパーコリンズ・ジャパン)
ものづくりへ回帰する―宍倉立哉「モーニング」(講談社))
自分ひとりでは行けない世界へ行く

著者等紹介

堀田純司[ホッタジュンジ]
1969年大阪府生まれ。作家。日本漫画家協会会員。高校中退後、大学入学資格検定を経て上智大学文学部ドイツ文学科入学。マンガ編集者などを経てフリーとなる。評論から小説、マンガ原作まで手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

keisuke

4
図書館。2022/10/19

yahiro

2
比較的珍しい、「マンガ編集者」に焦点を当てた本です。「マンガ家」にフォーカスした本というのは世の中にたくさんありますが、編集者がどのような生い立ちで、どのようにキャリアを積んで仕事をしたのか、ということを書いた本は少ないと思います。実際、インタビューされている側は錚々たる作者さんなので、むしろ作者のインタビューが読みたい、と思うほどでした。編集者が単なる「ビジネスマン」だけでない面を見ることができます。2019/08/10

MatsuNoHon

1
雑誌の販売部数は下がってきているとはいえ、まだまだ大きな力を持つ漫画。唯一作品を生み出すことができる作家と二人三脚で、作品を仕上げていく漫画編集者とはどういった人なのか。 新人からベテラン。大手からマニアックな雑誌まで、8人の編集者に実情をインタビューした本。2018/10/19

なかもとこ〜じ

0
面白かった。編集さんの努力もあって面白いマンガが読めるんだなあ。 次は冨樫先生や三浦先生にいかに書いてもらうか苦労してる編集者にインタビューを…(´・ω・`)2017/09/29

ジョイフル

0
編集の仕事を中心としたインタビュー集。 電子書籍やハーレクインーンの漫画化などの話は斬新で面白かった。 ただ漫画家とどう接するかの筆者×編集の話は名指しでの漫画家の話を避けているためかちょっと抽象的だった。 漫画家×編集の対談なんかもあったほうがよかったのでは。2017/08/14

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