出版社内容情報
關 宏之[セキ ヒロユキ]
監修
okama[オカマ]
イラスト
内容説明
見えない、聞こえない、話せない少女・ヘレン。サリバン先生の愛情のもと、ヘレンは「言葉」を覚え、「考える」ことを知り、みずから新しい世界の扉を開いていく!好奇心おうせいなヘレンは挑戦を続け、やがて世界の希望の光となっていった―!『まんが人物伝』シリーズは、偉人が子ども時代をどう過ごし、どう偉業を果たしたかをえがいた伝記まんがの決定版!
目次
偉人写真館
第1章 わたしの大好きな指
第2章 大学に行きたい!
第3章 わたしの使命
第4章 もっとやさしい世界へ
なるほど・なっとく・まるわかり!わくわく人物資料館
著者等紹介
關宏之[セキヒロユキ]
1944年、鳥取県生まれ。関西学院大学大学院修士課程修了。心理学博士。広島国際大学教授などを経て、現在、社会福祉法人日本ライトハウス常務理事。福祉活動に尽力する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
30
うわあ、かわいい絵。娘さん、有名なエピソードはほぼ全部覚えていますが、今回はベルが彼女に普通の女性として恋愛を楽しんでほしいと思っていた描写と、彼女の悲恋(…彼氏を銃で追い払うとか、ほんとアメリカって…)エピソードが心に残ったようです。また、彼女の日本での活動がとても詳細に紹介されているところも勉強になりました。チャップリンやベルが登場し、人のつながりの面白さがだんだんわかってきたみたい。2021/03/12
かもめ通信
17
角川の新シリーズ、まんが学習シリーズ『まんが人物伝』の1冊。紙面にさかれる割合からして、特に力を入れて描かれていると思われるのは3度の来日に関するエピソード。 日本ライトハウスの創立者岩橋武夫氏との交流や、日本の障害者福祉政策に与えた影響などにも言及されている。またヘレンが被爆地広島を訪れる場面も印象的。ヘレンの人生の向こう側に、戦争によって多くの兵士が心身共に傷つき、その対策のためにそれまでなおざりにされがちだった障害者福祉が急速に発展するというなんとも皮肉な結果が透けて見えもした。2017/09/29
pandakopanda
5
電子書籍。ウォーターに纏わるエピソードは知っていたけど、恥ずかしながらそれ以外についてほとんど知らなかった。見えない、聞こえない、話せないというのは想像を絶する世界。そこから指文字を使って全てのものに名前のあることを理解、点字、発声、読唇、大学入学とこなし、障害に悩む人々と世の中を繋ぐために活動をしていく。3回来日していたとは!日本の障害者福祉にも影響を与えていたんですね。ヘレン・ケラーがすごいのはもちろんのこと、アン・サリバン先生に出会えたのは本当に奇跡だと思う。表紙:okama。まんが:天神うめまる。2020/07/12
えすてい
5
物語の内容は概ね既存のヘレンケラー伝記を踏襲。特に本書初というようなネタはない。サリバンの学位辞退のことは、既存本にはあったかな?3回来日したこともきちんとある。3回目の岩橋武夫追悼来日を除くとお祭り色が濃いけど、2回の広島訪問は重い。ちょっと欲を言うと、ピーターフェイガンとの「初恋」→求婚エピソード、ピーターがヘレンの家族にライフルで追い返されたところはあるが、ヘレンが荷物をまとめてピーターと駆け落ちしようとしたところはカットされてしまっている。これに記述のある既存本もあるので、抜かしてほしくなかった。2017/07/18
*ふうか*
3
Webにて読了。目や耳が聞こえないってどんな感じなんでしょう。2020/07/10