総選挙ホテル

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041038994
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「嫌な女」で話題沸騰の著者が描く、明るく元気になれるお仕事小説。いまいちやる気のない従業員で売り上げが落ちこむ中堅ホテル・フィデルホテル。
支配人の永野は悩みながらも改善策を打ち出せないでいた。
そんなある日、大学で社会心理学を教えていた変人教授が社長職に就くことに。
彼が打ち出した案は「従業員総選挙」。
落選すれば解雇もやむなしという崖っぷちの投票制度。
ざわつく従業員を尻目に、さらに管理職の投票も行われた。
混乱しつつもなんとか新体制が整い、徐々にそれぞれが新たなやりがいを見いだしていき……。
『県庁の星』の著者が描く、感動のエンタメ小説。


桂 望実[カツラ ノゾミ]
1965年東京生まれ。大妻女子大学卒業。会社員、フリーライターを経て、2003年『死日記』で、「作家への道!」優秀賞を受賞しデビュー。2005年『県庁の星』が映画化され大ヒット。著作に『嫌な女』『ハタラクオトメ』『恋愛検定』などがある。

内容説明

中堅ホテルに着任した新社長が打ち出した案は“従業員総選挙”。混乱を極めた人材シャッフルでホテルの業績アップなるか?!痛快、お仕事小説。

著者等紹介

桂望実[カツラノゾミ]
1965年東京生まれ。大妻女子大学卒業。会社員、フリーライターを経て、2003年『死日記』で、エクスナレッジ社「作家への道!」優秀賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

風眠

274
「一丸となって」でも「勧善懲悪」でもない感動的な人間ドラマがここにはある。まさに極上のエンタテインメントだ。__帯に書かれた編集者で書評家の松田哲夫氏の文章。この物語を表すのに、これ以上的確な文章はないと思う。売り上げが落ち込む中堅ホテル、新しく就任した風変わりな社長。売り上げを伸ばすための打開策として打ち出した案、それは従業員総選挙。劇的に盛り上がる事もなく、ドタバタ感もない。坦々とした筆致であるのに、窮地に追い込まれた人間の必死さと可笑しみが伝わってくる。最初と最後のインタビューのコントラストがいい。2016/11/19

おしゃべりメガネ

250
やっぱり桂さんのお仕事小説は元気がもらえ、前向きな気分になれますね。今回の舞台は経営が厳しいホテルで、なかなか個性的なスタッフ達のもとへ、さらに個性豊かな社長が就任し、落ち込んだ体制を改善すべく、あらゆる手法を試みます。最初は不信感だらけだった従業員たちも少しずつ物事の見方や取り組み方に変化があらわれ、仕事に対ししっかりとした誇りやプライドを持って携わっていきます。ちょっと出来すぎ感はあるかもしれませんが、今の自分、今の仕事に対しちょっとお悩みの方は何かしらのキモチの変化を与えてくれる作品だと思います。2016/11/24

まちゃ

239
気楽に読めて前向きな気持ちになれる、お仕事小説でした。面白かったです。業績不振のフィデルホテルの再建を託されたのは社会心理学の変人教授・元山。彼の発案した「従業員総選挙」で人材の適材適所が図られ、スタッフ達が変わり、業績が改善していく。自発的に行動できるスタッフを増やして、自律的な組織になる仕組みを作ることは経営者や組織のリーダーの重要な役割ですね。2016/11/13

ナイスネイチャ

204
図書館本。ハートフルコメディ小説って感じで二時間ドラマを見ている雰囲気。登場人物がシャフルされていまいち頭に入ってこなかったですが、大学教授がホテル経営をするってふり幅もドラマチックで面白かったです。オススメですね!2016/07/10

Yoshihiko

181
読み始めは構成が特殊で登場人物が多くて...と思いましたが読み終わった後は爽快な気分になりました。いやー仕事するのが楽しくなりますね。2016/07/22

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