角川文庫
英国一家、日本を食べる〈下〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041038895
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0198

出版社内容情報

おいしさ満載、抱腹絶倒の日本食エッセイ!!食のワンダーランド日本に病みつきになった英国一家は、美しくて健康的な和食を追及すべく各地に繰り出してゆく! 築地市場に、相撲部屋、かっぱ橋、鯨肉、ラーメン横丁、味の素、一家の冒険は止まらない!

マイケル・ブース[マイケルブース]
著・文・その他

寺西のぶ子[テラニシ ノブコ]
翻訳

内容説明

すっかり日本にはまったマイケルら英国一家。京都ではホストに出逢って鯖鮨に舌鼓を打ち、大阪ではお好み焼きに串カツではしご酒、松阪牛をおそるおそるマッサージして、沖縄のご長寿に長生きの秘訣を尋ねてみる。日本食の水準の高さに驚きながら列島を縦断、レストランや産地を突撃し、時に温泉につかって松葉がにに思いを馳せる―。B級グルメから三ツ星店まで。英国No.1グルメライターの飽くなき探求、爆笑珍紀行!

目次

流しそうめん―京都4
酒の危機―京都5
鮨と豆腐―京都6
世界最速のファストフード―大阪1
奇跡の味噌とはしご酒―大阪2
失われた魂の森―高野山
牛肉に抱く妄想―松阪
海女―志摩
世界一の醤油―香川
ふたつの調理師学校の話2
博多ラーメン―福岡
フグに挑戦―下関
南国のピーチ―沖縄1
不死身でいたい?―沖縄2
世界一長寿の村―沖縄3
身体にいい塩―沖縄4
究極の料理店―東京6
裸のつきあい―城崎温泉

著者等紹介

ブース,マイケル[ブース,マイケル] [Booth,Michael]
英国サセックス生まれ。トラベルジャーナリスト、フードジャーナリスト。2010年「ギルド・オブ・フードライター賞」受賞。著書に『限りなく完璧に近い人々 なぜ北欧の暮らしは世界一幸せなのか?』(2016年ギルド・オブ・トラベルライター賞)など

寺西のぶ子[テラニシノブコ]
成蹊大学経済学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶ

65
下巻に入っても、イギリス人一家の日本食べ尽くし探訪は続く。京都から大阪、高野山、福岡、沖縄他、驚くほどの好奇心で各地の食材をレポートしている。上下巻を通して、非常に細かくそれぞれの食べ物に対しての説明があるが、意外な程に日本を絶賛しているような表現は少なく、あくまで冷静、且つ真面目に描写しているところが、よくあるテレビのバラエティーとは一線を隔していた。イギリス人が本国向けに説明しているので、日本人が当然知っている事の説明がくどく感じる部分はあったが、この手の本としてはまあ面白かった。2018/04/19

優希

44
すっかり日本に魅せられた英国一家。日本食の豊かさに驚きつつ、西へ東へ日本を廻る。日本食への飽くなき探究心を見たようでした。2023/05/14

瀧ながれ

31
調理前の味噌を見た著者の反応から、某北海道まんがを思い出し、そうかやっぱりノンフィクションでもこの見た目を食べるには抵抗があるのかと理解した。日本で生まれて育っているうちに自動的に精神的に刻まれることはあるのだな。陽が暮れてから高野山奥の院まで散歩しようとは思わないし(次男くんの体験にびっくり。なにを見たんだ君…)。英国一家が北海道から沖縄まで旅したこの記録は、わたしにたくさんの知らないことを教えてくれて、そんなふうに感じる人がいるのか、と新鮮な驚きをいくつも感じさせてくれた。続編が楽しみだ。2018/03/13

とし

17
タイトルどおり英国一家が日本にきて日本食を食べる話です。健康的な日本食はとても人気があります。ただ我々日本人は普段何気なく食べているのでなかなかその良さには気がつかないことがありますね。そんな日本食を英国人はどのように感じるんでしょうか。読んでみてとても面白かったです。最初の焼き鳥など本当においしそうでした。食レポートももちろんいいですが、英国一家が築地を見物したり、博物館に行ったりする様子など興味深かったです。新しい日本人論ですね。いろいろ日本全国を食べ歩きしている英国一家がうらやましいなと思いました。2018/03/01

いの

16
この本は古本屋さんで出会い「下」のみです。情報がない状態で読みどうしてこんなに細かく若干科学的なのか不思議に思いました。ル・コルドン・ブルーで学び三ツ星レストランで働いた経歴を知って納得。海外のかたの感想というより私自身は食と健康の知識が増えたことに感謝の本でした。醤油や塩、特に沖縄の塩においては今回注文に至ったものもあります。何よりいいと思ったのはエピローグでのまとめです。地域性がとんでもなく豊かそして文化や生活に繋がっている日本食について上手くまとめていました。島国の美味しい魅力に小旅行も味わえます。2019/03/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12582086
  • ご注意事項