角川文庫<br> 女が、さむらい―鯨を一太刀

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角川文庫
女が、さむらい―鯨を一太刀

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041038260
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

お庭番・猫神の推理と女剣士・七緒の剣術が光る、真骨頂のシリーズ第二弾!名刀が、謎と刺客を呼び寄せる。

お庭番の推理に、女剣士が助太刀!
真骨頂のシリーズ第二弾、ついに登場。

「刀剣鑑定いたします 猫神堂」――徳川家に不吉をなす刀<村正>の情報収集のため、弓町に店を構えたお庭番の猫神。彼を慕う男装の女剣士・七緒も、毎日店に通っている。ある日、旗本の妻から名刀<兼光>が持ち込まれた。息子が喧嘩相手を兼光で斬ったが、その場で無事だった相手が帰宅した瞬間死に至ったと言う。兼光は妖刀なのか? 先の事件から身体が不自由な猫神にかわり、七緒が調査に乗り出すが……。
時代と運命に抗う強き女剣士による痛快時代小説第二弾!


風野 真知雄[カゼノ マチオ]
1951年福島県生まれ。立教大学法学部卒。1992年「黒牛と妖怪」で歴史文学賞受賞。作品に「妻は、くノ一」シリーズのほか、「耳袋秘帖」シリーズ、「四十郎化け物始末」シリーズ、「大名やくざ」シリーズなどがある。

内容説明

「刀剣鑑定いたします 猫神堂」徳川家に不吉を成す刀“村正”の情報収集のため、弓町に店を構えたお庭番の猫神。彼を慕う男装の女剣士・七緒も、毎日店に通っている。ある日、旗本の妻から名刀“兼光”が持ち込まれた。息子が喧嘩相手を兼光で斬ったが、その場で無事だった相手が帰宅した瞬間死に至ったと言う。兼光は妖刀なのか?猫神にかわり、七緒が調査に乗り出すが…。時代と運命に抗う強き女剣士による痛快時代小説第2弾!

著者等紹介

風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒。93年に「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞し、デビュー。2015年、「耳袋秘帖」シリーズで第4回歴史時代作家クラブ賞・シリーズ賞、『沙羅沙羅越え』で第21回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

105
シリーズ2巻目。刀剣鑑定の看板を掲げる猫神さんの力になる七緒。今回は『鯨一太刀』を使う文秀尼がカッコイイ。が、話は妙な方向へ進む気配がしてきて・・猫神さんの母と姉もあらら?な感じで次を読む。2018/01/14

海猫

87
表紙イラストが1巻と対照的な絵面なので、展開的にもこうなるか?と思いきやそうでもなかった。名刀が持ち込まれて、それにまつわる怪事件を主役コンビが解決する。このフォーマットをきちんと固めたというところか。そのぶん今回はチャンバラ場面がほとんどなくてその意味では寂しい。しかし終盤、一気に「転」な展開が入ってきて、引いて終ったので型を繰り返すお話にはならなさそう。せっかくの女剣士が主人公のお話だし、次巻以降は剣の激闘も読みたいですな。2016/07/16

はじめさん

20
第二弾。刀剣鑑定の店を開いた、負傷御庭番・猫神。彼に恋する北辰一刀流筆頭の剣術小町・七緒は許婚のある身ながら、店に入り浸り、客と、もれなく付いてくる鯨や鬼を屠ったとされる、曰くや伝説のある名刀妖刀の類を引き込む。/ 徳川宗家による村正狩りよりは終盤で男が弱くなったと言いつつ、無茶苦茶強い「野郎ども」を魔天より召喚して次巻へのヒキ。/ 個人的には軽い読み物として面白いと思うのだが、第1巻の読メ登録数もいまいちだな。もっと色んな刀を登場させると、刀剣女子釣れるんじゃなかろうか。(H28/172)2016/06/28

はま

12
シリーズ第2弾。なんだかバタバタと色んなゴタゴタがあるものの、割りといつもの感じのライトな謎解き物になってきたかな。国分の意外な見せ場もあって「大物」感を匂わせる。続きも楽しみです。2016/12/13

やまかぶ

12
シリーズ2作目。全5話収録。1話につき一振りの名刀が登場、解説付き。“村正”を集めつつ、刀剣屋兼刀剣鑑定『猫神堂』を営むことになった七緒と猫神。刀剣にまつわる不可思議な出来事を解決する簡単な推理モノを交えつつ、メインシナリオが徐々に展開される作りに。新たな女剣士、新たな忍びが登場し、新時代の蠢動を感じさせながら、“村松”争奪戦が目まぐるしく行われる。読まれることに徹したような、割り切った文章なので、さらっと読める。本来の意味でのラノベはこのような削いだ文体がシックリ来るような気がする。2016/06/30

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