角川文庫<br> 女が、さむらい

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角川文庫
女が、さむらい

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  • サイズ 文庫判/ページ数 243p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041038253
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

美しき男装の剣士と妖刀が江戸に波乱を呼ぶ、待望の新シリーズ!

近頃、男が弱くて仕方がない――平和が続く江戸で千葉道場の筆頭剣士となっていた秋月七緒。
長州藩邸用人の娘である彼女は、親に強制された縁談の席で強盗事件に遭遇。犯人を成敗し、瀕死の男・猫神創四郎を助ける。
惹かれ合う二人だが、猫神の正体は、徳川家に不吉を成す刀<村正>に纏わる密命を受けたお庭番だった!
江戸では、刀に関する事件が頻発しており……。

私が貴方の剣になる――。
強く美しき剣士と、剣術を失った腕利きお庭番の出会いが波乱を巻き起こす!

これが風野真知雄の真骨頂!

内容説明

近頃、男が弱くて仕方がない―平和が続く江戸で千葉道場の筆頭剣士となっていた秋月七緒。長州藩邸用人の娘である彼女は、縁談の席で強盗事件に遭遇。犯人を成敗し、瀕死の男・猫神創四郎を助ける。惹かれ合う二人だが、猫神の正体は、徳川家に不吉を成す刀“村正”に纏わる密命を受けたお庭番だった。江戸では、刀に関する事件が頻発しており…。強く美しき剣士と、剣術を失った腕利きお庭番の出会いが波乱を巻き起こす!

著者等紹介

風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒。93年に「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞し、デビュー。2015年、「耳袋秘帖」シリーズで第4回歴史時代作家クラブ賞・シリーズ賞、『沙羅沙羅越え』で第21回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

124
勝手に連作の捕物帳的な内容と予想して読んだらまったくそうではなかった。剣豪小説風であり伝奇ロマンのようでもある。あえて現代のモチーフを平気でばんばんぶち込むのが風野作品らしいし、それをユーモアでくるんで納得させるのも著者らしい。腕は立つが実戦ははじめたばかりというヒロインの成長とラブロマンスは今後確実に楽しめそう。面白そうなドラマの第一話までといったところでこの巻は終わるし、本題は次巻を待つとしか言えない。しかし仕込みはしてあるし、著者の手腕には大いに期待しているのでやはり続きは楽しみだ。2016/03/02

いつでも母さん

121
女性活躍社会とはこのことを云うのだなぁ。なんて頭を過りました。面白いです。藤井邦夫さんの『お刀番』がダブる?かどうかはもう少し読まねばなりませんが、女剣士・秋月七緒が好い!まずは帯が良い。『私が貴方の「剣」になる』だって!妖刀・村正をめぐる話だ。いろんな村正があったのね~まずは猫神登場。次は誰でしょ。これは続きも読みたくなるわい。2018/01/13

優希

46
面白かったです。女が剣士を握り、奔走する姿に魅了されました。会話が多めなので軽く読めました。2021/12/11

ひさか

29
2016年1月刊。文庫書下ろし。シリーズ1作め。女性剣士が二人登場し、妖刀村正にまつわる事件が動き出す。伝奇もののような、面白そうな登場人物と展開です。次巻が楽しみ。2016/03/08

ネムコ

25
風野さんのご本は、ホント読みやすいしサービス満点。知ってる有名人がいっぱい出てくるし、登場人物もキャラが立っている。女が強くなって、男はおとなしく、あまり女も口説かない風潮は現代の風刺のよう。村正をめぐる物語。続き物でした。リラックスして読むのは良い本です。2016/11/22

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