角川文庫<br> 樹上のゆりかご

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角川文庫
樹上のゆりかご

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041037201
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

荻原規子の学園小説の名作が、書き下ろし短編を加えて新たに登場!

かつて旧制中学だったバンカラな伝統が残る都立辰川高校に入学した上田ひろみは、学校全体を覆う居心地の悪さを感じるようになっていた。合唱コンクールで代役の指揮をした美少女有理と親しくなってからは、周囲でさらにおかしなことが起き始める。合唱祭、演劇コンクール、体育祭と準備に追われる中、生徒会に脅迫状が届き相次いで事故が……。学校に巣くう「名前も顔もないもの」とはなんなのか? 何ものからも守られ、それゆえに不安定な「ゆりかご」のような場所、「学校」。そこで過ごす刹那を描いた、人気作家荻原規子の今では珍しい学園サスペンス。読みながら思わず自分の高校時代を重ねあわせていく、不思議な感覚の物語。書き下ろし短編、あとがきを収録して新たに登場!

第一章 沈黙の音
第二章 砂糖とスパイス
第三章 月の諸相
第四章 銀盆の首
書き下ろし短編 週一の時間
あとがき

【著者紹介】
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内容説明

旧制中学の伝統が色濃く残る辰川高校。上田ひろみは、学校全体を覆う居心地の悪さを感じていた。合唱祭で指揮者を務めた美少女有理と出会ってからは更におかしな事が起き始める。学園祭の準備に追われる生徒会へ届いた脅迫状、放火騒ぎ、そして、演劇で主役を演じた有理が…!樹上におかれたゆりかごのような不安定な存在「学校」。そこで過ごす刹那を描いた学園小説の名作が、書き下ろしの短編を収録して新たに登場。

著者等紹介

荻原規子[オギワラノリコ]
東京生まれ。早稲田大学卒。『空色勾玉』でデビュー以来、ファンタジー作家として活躍。2006年『風神秘抄』(徳間書店)で小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞JR賞、日本児童文学者協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

60
主人公の女子高校生・ひろみと美少女・有理との好対照っぷりがいい。高校生ともなれば、自分の中の女を充分意識することができる。その点で、有理は魔性だ。2016/07/13

優希

58
珍しくファンタジーではありませんでしたが、面白かったです。不安定なことばかり起こる「学校」で過ごす時間を描いていました。萩原さんの「素」を見たような気がします。2020/08/05

dr2006

42
これは学園イヤミスか?初読み萩原規子、本作が初読みで良かったのかわからないが、名作:六番目の小夜子を彷彿とさせる雰囲気を堪能出来た!舞台の高校は東京西部にある伝統校。制服がないとか、学生の自主性に任せすぎて目的がよくわからない謎のルールや伝統行事があるとか、校歌より歌われる機会が多い応援歌みたいのがあるとか、自分の母校と凄く似ていて吃驚した(笑)そのせいで物語の世界にまんまと引き込まれた。合唱祭の会場で生徒会が販売した菓子パンの中からカミソリの刃見つかる。クセの強い学校行事で次々起こる事件の真犯人とは…。2021/10/13

ユメ

41
舞台がアラビアンナイトの世界から都立高校へ移っても、私は上田ひろみという女の子にどこか気になるものがあるらしい。彼女の思考を反芻するようにして読んだ。学校に巣くう名前のない顔のないもの。ヨカナーンだけを欲するサロメたる有理に惹かれながらも、ひろみは辰高生であることに踏みとどまる。名前のない顔のないものの存在に気付き、それに敵対して暴走する有理のことを理解しつつも、自分の立ち位置を守れる彼女のバランス感覚が、私は好きなのかもしれなかった。私としても、「学校と社会は違う」という江藤夏郎の言葉の方を信じたい。2017/01/13

カピバラ

38
結句、全体を通して、メンヘラの近衛有理に振り回されたお話なのかなって感じてしまった。サロメを通じて伝えたかった、痛烈な「私を見て!」は会長につたわったんでしょうか。爽やか青春劇を期待して読んだら混沌としていてびっくらこいた。2016/06/13

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