角川文庫<br> アトミック・ボックス

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アトミック・ボックス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041037157
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

父は28年前、国産原子力爆弾開発に参加していた!? 謀略サスペンス!人生でひとつ間違いをしたという言葉を遺し、父は死んだ。直後、美汐の前に現れた郵便局員は、警視庁を名乗った。30年にわたる監視。父はかつて、国産原子爆弾製造に携わったのだ。国益を損なう機密資料を託された美汐は、父親殺人の容疑で指名手配されてしまう。張り巡らされた国家権力の監視網、命懸けの逃亡劇。隠蔽された国家プロジェクトの核心には、核爆弾を巡る国家間の思惑があった。社会派サスペンスの傑作!

池澤 夏樹[イケザワ ナツキ]
1945年北海道生まれ。『スティル・ライフ』で中央公論新人賞、第98回芥川賞を受賞。『南の島のティオ』で小学館文学賞。『マシアス・ギリの失脚』で谷崎潤一郎賞。『言葉の流星群』で宮沢賢治賞。著作活動全般について、司馬遼太郎賞受賞。

内容説明

人生でひとつ間違いをしたという言葉を遺し、父は死んだ。直後、美汐の前に現れた郵便局員は、警視庁を名乗った。30年にわたる監視。父はかつて、国産原子爆弾製造に携わったのだ。国益を損なう機密資料を託された美汐は、父親殺人の容疑で指名手配されてしまう。張り巡らされた国家権力の監視網、命懸けの逃亡劇。隠蔽されたプロジェクトの核心には、核爆弾を巡る国家間の思惑があった。社会派サスペンスの傑作!

著者等紹介

池澤夏樹[イケザワナツキ]
1945年北海道生まれ。著作は多数に及ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

87
瀬戸内海の島々を飛び石のように跳躍する逃亡劇。社会学者であるヒロイン美汐の身体能力と決断力、倫理観が痛快でかっこいい。池澤氏の編纂や翻訳のもの、エッセイは読んでいるが、オリジナル小説を読むのはこれが初めて。原子力や国益について考えさせられる3.11後の作品だが、あくまでエンタメ小説としてテンポよく読めるのがいい。ただ「パパ」という呼称がなんだかしっくり来なかった。2018/07/29

★Masako★

72
★★★★ 池澤さん初読み♪ 「人生で一つ大きな間違いをしてしまった」という言葉と共に、国家機密の資料を娘の美汐に託し癌で亡くなった父・耕三。父はかつて国産原子爆弾の製造に関わっていた。その資料を押収しようとする警察と資料を持って逃げる美汐。その逃亡劇が臨場感に溢れ、ハラハラドキドキ。知的で勇気があり行動力もある美汐のキャラがいい。東北大震災後に書かれた作品だけあって、原子力の怖さもより伝わってくる。国家の論理と一人の人間の論理。終盤の黒幕へぶつけた美汐の熱い思いが爽快!面白かった!【図書館本】2022/02/08

すがやん

34
キトラ・ボックスを先に読んだせいで、大まかなあらすじを知ってしまったのが残念。知らなければもっと楽しめただろうに。女性主人公が映画のような冒険をしていくが、根底にあるものは重くて深い。「人の安全保障」と「国家の安全保障」の違いに考えさせられる。2017/08/02

James Hayashi

32
東日本大震災後に毎日新聞に連載されたサスペンス小説。冒険であり逃亡劇であり核開発とその秘密保持。追ってくるのは日本の公安。実の父に30年に渡り監視が付いていたその理由と、父に託されたミッションを行使する娘の取る行動は、読み易いが様々な知識を披露してくれる。核を持つことはもちろん、核を開発するだけでも大変なリスクを背負うことになる。期待した以上に面白かった。2018/06/18

yumiha

24
なんちゅうひどいパパや。娘の平穏な幸せを願う親なら、自殺幇助も、極秘扱いのFDを委ねることもせえへんと思う。おかげで、美汐は公安に追われる逃亡者となり息詰まるサスペンスが展開。エンタメの池澤夏樹か?と思っていたら、国産原発開発プロジェクトという奇抜な(でもあり得るなあ)が大きく関わっていた。「核兵器製造の経済的・技術的ポテンシャルは常に保持」という外務省の文書を示されたら納得する。政治家にとってはタダの人数でしかない国民だけれど、美汐は、その一人として「意地」と「納得」のため、パパの無念を晴らそうとする。2018/01/18

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