角川文庫 オーファンＸ―反逆の暗殺者

ハーウィッツ，グレッグ【著】〈Ｈｕｒｗｉｔｚ，Ｇｒｅｇｇ〉/三角 和代【訳】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2016/09発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 528p／高さ 15cm
• 商品コード 9784041036280
• NDC分類 933
• Cコード C0197

出版社内容情報

プロの殺し屋でありながら心優しきヒーローの人間像を描くエンタテイメント政府の暗殺者として数々の任務をこなしてきたオーファンX。現在は弱者に無償で尽くす「正体不明の仕事人」となり、市井の人々に紛れて生活していた。しかし彼の前に、最強の敵と驚愕の真実が立ちはだかる！

グレッグ・ハーウィッツ［グレッグ　ハーウィッツ］
ベストセラー作家としてニューヨーク・タイムズ紙にもリストされ、作品が22カ国語に翻訳されている。これまでにスリラー、コミックやグラフィックノベル、短編なども多数執筆。日本でも『犯罪小説家』『処刑者たち』『ER襲撃』を金子浩訳でヴィレッジブックスより出版されている。ハーバード大学を卒業後、オックスフォード大学トリニティカレッジの修士課程でシェイクスピアの悲劇を学び、シェイクスピアに関する学術文献の執筆を手がけ、南カリフォルニア大学でフィクションライティングの教鞭をとった経歴を持つ。ロサンゼルス在住。

三角　和代［ミスミ　カズヨ］

内容説明

政府に暗殺者として育て上げられたオーファンＸことエヴァン。数々のミッションをこなした後、「正体不明の仕事人」となり、無償で弱者を助けていた。要塞さながらの自宅を拠点に、市井の人々の暮らしに紛れつつも、孤独を貫いている。そんなエヴァンの行く先々に暗殺者の魔の手が忍び寄る。ターゲットはクライアントなのか、自分自身か。冷徹なプロの殺し屋でありながら心優しきヒーロー像を描く、スタイリッシュな犯罪小説。

著者等紹介

ハーウィッツ，グレッグ［ハーウィッツ，グレッグ］ ［Ｈｕｒｗｉｔｚ，Ｇｒｅｇｇ］
ロサンゼルス在住。ハーバード大学を卒業後、オックスフォード大学の修士課程でシェイクスピアの悲劇を学び、シェイクスピアに関する学術文献の執筆を手がけ、南カリフォルニア大学でフィクションライティングの教鞭をとった経歴を持つ。「ベストセラー作家」としてニューヨーク・タイムズ紙にもリストアップされ、作品が２８カ国語に翻訳されているクライムノベル作家。これまでスリラーのほか、マーベルやＤＣコミックスのコミック、グラフィックノベル、短編など多数執筆（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Dai（ダイ）]

つめが甘いというか、もう一歩踏み込みが甘いな、などと思いつつ読み終えた。以前読んだ「処刑者たち」の作者と同じだったとは後で気づいた。どうりで。知っていたなら読まなかったかも。

2018/10/31

[わたなべよしお]

　読む前は、Ｂ級だろうがそこそこ楽しめるはずと、出張中に手に取った。結果としてはほぼ予測通りで、やや余分な記述が多い点が気になったが、十分、楽しんだ。間違いないＡ級とまではいかないが、Ｂ級とも言い切れず、もっとこなれてくれば次はもっと良い作品に･･･と思ったけれど、ハーウィッツさんさんはそこそこベテラン作家なので、今後の成長は望み薄かな。そんな上から目線の感想を持った。

2016/10/12

[chiseiok]

『ER襲撃』『犯罪小説家』の作者さん(いや、どっちも読んでないけど)。う～ん、決して悪くはない、中盤以降はかなり緊迫したノンストップ娯楽活劇ではありました。ですが、その物語設定から自分が勝手にグリーニーの鮮烈なデビュー作と重ねてしまって、そーするとどうしてもちょっと薄味ちょっと小粒ちょっとあざと目のグレイマン(こっちはノーウェアマンだけどｗ)といった印象に。解説みるとデビューはこちらがかなり先。本作もシリーズ化と映画化が決まっていて人気作家のようですが、確かに映像作品になったほうが楽しめそうです^^;。

2016/10/07

[mayumi]

凄腕の殺し屋という設定のはずなのに、全然そう思えないのは何故なんだ。とにかく有り得ないほどの甘ちゃんで、読んでいてイライラした。ストーリーもいろいろ詰め込みすぎて散漫な印象。もうちょっと削ぎ落とした文章が読みたかった。ちなみに冒頭に羅列された人々の中に必殺仕事人を入れるべきだと思ったのは私だけなんだろうか。

2016/10/24

[ほんだや]

政府に作られた暗殺者…てジェイソン・ボーン？とーちゃんに仕込まれるのはザ・コンサルタント？？？ってなんか似た様な設定思い出しちゃうんですががが。バレない嘘は真実を混ぜること。よくあるネタだけど、そういうことね。

2017/01/29