出版社内容情報
赴任先は妖怪に溢れる秘密の町でした!? 謎と恋の青春妖怪エンタ!公務員を志す若者・宵原秀也が赴任してきたのは、綾志別町という北海道の端の小さな町。そこで秀也を待ち受けていたのは、奇妙な妖怪たちとの奮闘の日々だった。青春妖怪エンターテインメント!
青柳 碧人[アオヤギ アイト]
千葉県生まれ。第3回講談社Birth小説部門受賞作『浜村渚の計算ノート」でデビュー。「浜村渚の計算ノート」シリーズ、「ヘンたて」シリーズなど、角川以外では、講談社、早川、文春、新潮などで、作品及びシリーズを展開中。マンガ原作も手がける。
内容説明
父に憧れ、見習い公務員となった宵原秀也、24歳。北海道綾志別町という小さな町の役場に赴任となったが、配属先は「妖怪課」という怪しげな部署だった。初仕事は、亡き夫が夜な夜な生きて現れるという家の調査。不審に思いつつも、愛する夫を待ち続けるお婆ちゃんに、課の先輩・霧谷は告げる。「旦那さんのそばにいるのは妖怪だ」―妖怪課、そこは妖怪のトラブルに対応する専門部署だった。謎と妖が交錯するお仕事エンタ、開幕!
著者等紹介
青柳碧人[アオヤギアイト]
1980年、千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。早稲田大学クイズ研究会OB。『浜村渚の計算ノート』で第3回「講談社Birth」小説部門を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
101
綾志別町役場妖怪課その1。朧月市役所妖怪課シリーズの別シリーズ(まだ未読)みたいです。既読だったらキャラもよくわかって面白味が増したんだろうな・・・無念。2018/02/01
takaC
79
朧月市妖怪課シリーズの続編なのだがややこしい設定のため続編的になるまでが随分長くてもどかしい。そして日名田ゆいちゃんも登場で盛り上がってきたところで次巻へ続くという嫌がらせ。まあ次巻も手元にあるから良いけどさ。2018/02/24
aquamarine
79
朧月市役所妖怪課で自治体アシスタントとして働いていた宵原秀也。前作で彼は朧月市での仕事を終えたので、まさかまた彼に会えるとは思っていませんでした。悲しい別れもあったので続きが出たのはとても嬉しいです。あの後いくつかの自治体で普通のアシスタントの仕事をこなし、今度はロシアの妖怪が封じ込められている町、北海道綾志別町の妖怪課へ。妖怪たちがロシア由来ということで前作とは違う雰囲気も楽しめましたが、妖怪よりも人間の醜さのほうが怖いのは同様です。思いがけないラストの展開もあり、続編を楽しみに待ちたいと思います。2017/05/21
雅
77
場所を朧月から北海道綾志別に移してシリーズ再開みたいですね。前回ほどのインパクトは無いかな?ロシアの妖怪もいまいちピンと来ず。まだまだ続くようなので今後に期待2021/06/03
ままこ
66
シリーズものの4冊目から読んでしまった。自治体アシスタント制度を利用する秀也。今度の派遣先は北海道の綾志別町。ロシアの妖怪が色々出てくる。不気味な妖怪は怖いけど、コミカルなのでホラー度は低く、サクサク読める妖怪ミステリお仕事小説。2023/07/13