運命の花びら〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 393p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041034781
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

300年の時を超えて結実した運命の愛。圧倒的なスケールの大河恋愛小説。

新撰組、二・二六事件、阪神大震災、九・一一、そして東日本大震災。時代の荒波に揉まれつつ、波瀾万丈の出会いと別れを繰り返しながら、現在に出会った前原・上杉両家の末裔が結ばれるまでを描く重層的恋愛小説。

内容説明

弁護士・前原和男は憩いの喫茶店で、彼の“指定席”に花びらを残して立ち去った美しい女性のおもかげを瞼に刻む。その後、まぼろしの女性に瓜二つの双子の妹から、新興宗教に入信して音信不通となった姉を捜してほしいと依頼された前原は、新興宗教の暗部へと近づいていくが―。幾多の時代の節を超えて現代に巡り会った男女は、運命の日を迎える。地下鉄サリン事件、九・一一、東日本大震災。時代に引き裂かれた男女の末裔たちの宿命を、圧倒的なスケールで描いた大河ロマン。

著者等紹介

森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年埼玉県生まれ。青山学院大学卒業後、ホテルマンを経て作家に。69年『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞、73年『腐蝕の構造』で第26回日本推理作家協会賞を受賞。『人間の証明』『野性の証明』『悪魔の飽食』など数多くのベストセラー作品を発表。2004年に第7回日本ミステリー文学大賞、11年に『悪道』で第45回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

44
上下巻、764P一気読みしました。約400年の時空を超えて、森村誠一の筆が縦横無尽に翔巡ります。著者にしか書けない(書かない?)、時代に翻弄され決して結ばれないカップルのクロニクル(赤穂浪士から東日本大震災まで大きな事件がテンコ盛り)です。最後に棟居刑事まで登場するとは思いませんでした。実はこの作品は棟居刑事シリーズだったのですね!悪く言えば青臭く、良く言えば80歳台でも若々しい著者の思いのたけを出し切った作品なんでしょうネ。(笑)2015/11/13

hiyu

8
要点となる歴史的な事件、災害と登場人物が密接に絡んでいく。主張が見えないわけではないのだが、自分にとっては登場人物が多すぎて、少なくとも似たような分量であることが違和感であった。ラストのあの人たちの分量がもう少し多ければ。2019/04/09

Yukihiro Fujii

3
遠い昔の悲恋を出発点にその子孫の恋愛関係が連綿と繋がって実際発生した事件を舞台にフィクションではあるが細やかに描かれた作品です。 中々読み応えにある作品です。2016/02/06

anri0912

2
登場人物が多く下巻に入ってからは、 あれ、これ誰だっけの連続。 私は途中でダレてしまったので正直読み終わるまでキツかった。 何とか読了したと言う感じ。2021/03/09

アズキ母さん

2
上巻に続き読了。下巻に入ったとたんに大きく動き出した感じで一気に読みました。赤穂浪士と吉良邸の女性の恋。その末裔たちが、出会い、愛し合い、別れを繰り返す。太平洋戦争、阪神淡路大震災、オウム真理教、東日本大震災…。それまで点在していた関係者たちが一堂に会し、力を合わせ、そしてラストには…。読み応えありました。最近読んでなかった森村さんお近作もまた図書館で探そう。2017/06/19

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