出版社内容情報
西村賢太が傾倒する、無頼派私小説家の名作6篇を厳選収録
ぼくはあのひとが好きでたまらない。ロサンゼルス五輪に参加する選手団を乗せた客船で、坂本は高跳び選手の熊本秋子に一目惚れした。しかし、2人の仲を同僚に揶揄され、ついには選手間の男女接触禁止令が出てしまう。オリンピックに参加した自身の体験を描いた「オリンポスの果実」、晩年作の「さようなら」ほか、珠玉の6篇を厳選。太宰治の墓前で散った無頼派私小説家・田中英光。その文学に傾倒する西村賢太が編集、解題。
オリンポスの果実
風はいつも吹いている
野狐
生命の果実
離魂
さようなら
解題 西村賢太
内容説明
ぼくはあのひとが好きでたまらない。ロサンゼルス五輪に参加する選手団を乗せた客船で、坂本は高跳び選手の熊本秋子に一目惚れした。しかし、2人の仲を同僚に揶揄され、ついには選手間の男女接触禁止令が出てしまう。オリンピックに参加した自身の体験を描いた「オリンポスの果実」、晩年作の「さようなら」など、珠玉の6篇を厳選。太宰治の墓前で散った無類派私小説家・田中英光。その文学に傾倒する西村賢太が編集、解題。
著者等紹介
田中英光[タナカヒデミツ]
1913年、東京赤坂生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。大学在学中、ロサンゼルス五輪に早大エイトクルーの一員として出場を果たす。太宰治に持ち込んだ「オリンポスの果実」が「文學界」に掲載され第7回池谷信三郎賞を受賞
西村賢太[ニシムラケンタ]
1967年、東京都江戸川区生まれ。中卒。2007年『暗渠の宿』で野間文芸新人賞、11年『苦役列車』で芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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