出版社内容情報
「ばんめし屋」の面々に訪れた転機とは? 大人気作、新シーズン突入!!「ばんめし屋」で料理修業に励む元俳優の海里のもとに、刑事の仁木がやってきた。住人から、誰もいないはずの部屋で人の気配がするという相談がきたという。仁木と一緒に問題の家に向かった海里は……。
椹野 道流[フシノ ミチル]
作家。監察医。講談社ホワイトハート「人買奇談」にてデビュー。代表作は「鬼籍通覧」シリーズ、「奇談」シリーズ(講談社)、「最後の晩ごはん」(角川書店)など多数。
内容説明
疲れた心が元気になる、夜だけ営業の定食屋「ばんめし屋」。芸能界を追われ、故郷の芦屋にあるこの店に駆け込んだ元俳優の海里にも、新たな春が訪れた。海里の師匠で店長の夏神は、辛い過去から踏み出すためにリハビリ中。海里自身は、料理への興味と、俳優という職業への複雑な感情を持て余し気味。そんな時、隣の警察署の刑事、仁木から、ある木版画家の悩みについて相談され…。笑って泣けるお料理青春小説、新章開店!
著者等紹介
椹野道流[フシノミチル]
兵庫県出身。1996年「人買奇談」で講談社の第3回ホワイトハート大賞エンタテインメント小説部門の佳作を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
346
新章突入ということらしい、シリーズ6作目!好きなロイドのイラストが可愛すぎて、紳士っぽくないよ~(T_T)夏神さんも一歩踏み出し、海里も自分の気持ちと向きあいはじめ、前作からのゲスト的なサブキャラ(今回は仁木涼彦)も動き出して、ボリューム感が出てきて味のある話になってます(^^)今回、焼おにぎりというのも渋いですし、今回も楽しく読めました(^^)大好きなロイドも活躍してくれた反面、夏神さんが(今回は休み?)出番が少ないのはちょっと寂しかったかな(^^;)次回作も楽しみですo(^-^)o2016/06/22
Tanaka
210
いつもどおりの流れ。 焼おにぎりたべたくなるね2017/03/08
とし
138
最後の晩ごはん「旧友と焼きおにぎり」。海里さん、周囲の状況把握対応と逞しく、一般人としても成長しましたね 。夏神さんどうなるんだろうな気になりますね。2016/09/29
なお
122
★★★☆☆ ばんめし屋から出ての展開ですね。仁木から持ち込まれた不思議な現象への対応がメインです。そろそろ少し飽きてきたかな。2016/09/19
ううち
120
第6弾。通しナンバーを付けて欲しいシリーズ。今回はちょっとホラー案件。夏神さんと海里くんがそれぞれ一歩進んだのかな。相変わらずロイドに癒やされる。 焼きおにぎりは崩れてしまって難しいのだが…フライパンでチャレンジしてみたい。2017/07/29