水木しげるの日本霊異記

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  • サイズ B6判/ページ数 278p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041032831
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0979

出版社内容情報

雷様のお告げによって生まれた怪力の子供・蛇丸の化け物退治――。平安時代前期に書かれた日本最古の仏教説話集『日本霊異記』から七話を水木しげるが漫画化。この世ならざるモノたちを描いた妖怪譚の決定版!

内容説明

雷様のお告げによって生まれた怪力の子供・蛇丸の化け物退治―。日本最古級のゴーストハント譚「がごぜ」をはじめ、平安時代前期に書かれた仏教説話集『日本霊異記』から、水木サンが“オモチロイ”と感じた7話を漫画化。この世ならざるモノたちを描いた、諸国の奇譚・怪異譚。

目次

がごぜ元興寺
どくろの怪
閻魔大王の使い
牛になった話
蛇執の怪
鷲にさらわれた赤子
不思議な観音像

著者等紹介

水木しげる[ミズキシゲル]
1922年(大正11年)生まれ、鳥取県境港育ち。徴兵でラバウルに送られ、激戦地で左腕を失うも九死に一生を得て生還した。戦後は、生活のために数々の職業に就く。ふとした縁で紙芝居作家になり、以後、貸本漫画家を経て、『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』の大ヒットを飛ばし、人気漫画家として多忙な日々に追われる。紫綬褒章、旭日小綬章を受章、文化功労者にも選ばれ、日本の漫画界を代表する巨匠であるが、近年は作品とともに水木しげる本人への人気も高まる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

国士舘大学そっくりおじさん・寺

53
お薦めするほどではないが、楽しく読了。仏教説話の古典の漫画化。昔のこういう古典の奇談怪談というのは、微妙に脚色不足、説明不足な話が多い。それを説明のくどい水木しげるが描く妙味。原作の古典が古典だけにか、くどい説明は鳴りを潜めて読みやすい。所々でねずみ男が出てきて楽しませる。水木漫画でお馴染みの死神も登場。説明的部分では目玉親父も登場。最後の話では、古代の世界に水木しげる本人が普通に入ってきていささか驚いた。どの話も仏教の功徳の啓蒙が香るが、ハッピーエンドな話もどことなく寂しい。昔の人は強かったのだろう。2016/01/16

澤水月

32
仏教説話集が元だが突如水木サン現れ戦争体験語ったり、狂言回しにねずみ男(鬼太郎より自身投影されてるのかな)繰り返し出たり融通無碍。現代の感覚だとオチない話が続くがこの絵と語り口で味わい深い(家の穴は塞いだが、娘の穴まではふさげなかった!)、高齢になられてからどこまでタッチされてるのかと思っていたが構成、ネームはやられておいでなんだなとしみじみ。本来の日本霊異記はかなり原理仏教、女と肉食に酷い仕打ち多く残虐だが今の世に無理…それ版でも見たかった!水上勉の児童書くさらなかった舌が挿絵が丸木俊でトラウマだった2015/09/08

sachi

24
仏教説話集『日本霊異記』を水木先生が描くとこんなに楽しいものに。亡くなる直前まで現役だったんだなぁ。今昔物語も読んでみたい。2018/05/02

寿児郎

13
日本霊異記を水木しげるがアレンジした漫画。 原作とは改作されている部分もあるし、途中でねずみ男や水木しげる本人が登場したりもする。 原作と比べながら読んでも面白い。2020/12/11

おーすが

12
平安時代の怪異譚『日本霊異記』水木版。お約束のねずみ男にほっこりする。もとが説法なのであまり怖くないが、牛が登場する二話などは、現代とは違う聖俗感に平安の空気を感じたような。2022/08/06

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