出版社内容情報
夢枕 獏[ユメマクラ バク]
著・文・その他
内容説明
異形の大剣を背にした大男・万源九郎は、豊臣秀頼の血を引く舞と、彼女を守る真田の忍び・申と共に江戸へ向かうことに。だがその道中では、妖異な術を操り、舞の命を絶たんとする伊賀者が次々と源九郎たちに襲いかかる。一方、最強の兵法者・宮本武蔵、蘇った佐々木小次郎、三種の神器を捜す益田四郎時貞もそれぞれの思惑を胸に江戸を目指していた。やがて彼らの前に異形のものが姿を現わし…!?圧倒的スケールで贈る時代剣劇。
著者等紹介
夢枕獏[ユメマクラバク]
1951年、小田原生まれ。東海大学卒業。『上弦の月を喰べる獅子』で第10回日本SF大賞、『神々の山嶺』で第11回柴田錬三郎賞、『大江戸釣客伝』で第39回泉鏡花文学賞、第5回舟橋聖一文学賞、第46回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おかむー
71
夢枕獏がノリノリで描いてる様子が目に浮かぶ伝奇時代劇第二巻。『よくできました』。主人公・万源九郎の歴史好きならニヤリとする出生が意外とあっさり明かされるなか、豊臣の落とし胤・舞をめぐる真田忍軍に対する伊賀者、天草四郎を追う武蔵を探す小次郎、舞に宿る異星人を狙う異形のもの、さらにこの巻で加わった十兵衛とその手のものたちも加わって、幾重にも絡み合う追いつ追われつ異形の闘い。源九郎にとっては「おもしれぇ」のひとことで部外者かと思えば、後半では物語の流れのひとつに大きく関わっていることが明かされてワクワクなのだ。2016/06/19
サケ太
9
舞誕生の秘密。かつての大坂城落城から始まり、武蔵と獣人権三との対決。源九郎の背景と大剣の来歴。土蜘蛛衆の襲撃。盗賊たちを襲った剣豪。そして全身を鎧のようなもので覆った男。恐ろしい僧、祥雲。望みのモノの在りかを知った牡丹。武蔵との因縁。武蔵を追う柳生十兵衛。別々であるはずの因縁奇縁が徐々に交じり合う。突撃衝突の連続。話がどこへ向かうか。ドキドキが止まらない。こいつはたしかに「おもしれぇ」。2017/02/16
にぃと
7
豊臣の血を引く存在である舞と三種の神器を巡る物語は登場人物も増え、SF要素も増してきて、さらに盛り上がってきたこともあり、引き込まれてグイグイ読んでしまった。やっぱり源九郎の存在感が大きいが、武蔵や十兵衛をはじめ登場人物それぞれに個性があり魅力的だし、伊賀の忍たちも単なる噛ませでなく、敗れるときもしっかりと見せ場がある。これだけ多くの登場人物がいても夢中で楽しめるのは凄いと思う。2022/09/03
そうたそ
5
★★☆☆☆2023/01/05
爺
5
万源九郎はやはり弥助の子か。しかし10年以上経つとやはりと言うか、全く内容を覚えていないな。宇宙人大活躍の第2巻(ノベルスの③④巻)。権三を燃やすシーンからゾンビーハンターを連想。エイリアン刑事もこのタイプの異星人だったか。最近だと漫画のキスデス。うーん、好きだな、こういうの。さ、次行ってみよう!2018/01/29
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