• ポイントキャンペーン

角川文庫
からくり同心 景

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 189p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041031506
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

亡き父の跡を継ぎ、江戸の治安を守る同心となった富山慎之介は、壊れて動かない一体のからくり人形と出会う。修理のために、このからくり人形を知己の発明家のもとへ持ち込んだ慎之介だったが、そこに正体不明の襲撃者が現れる。それは、ひとたび覚醒すれば無敵の戦闘力を誇るからくり―“景”を狙った、人外の刺客だった。目覚めた景は美しい若武者の姿に擬態し、慎之介を唯一の主と認めて付き従うようになるが…。

著者等紹介

谷津矢車[ヤツヤグルマ]
1986年東京都生まれ。駒澤大学文学部歴史学科考古学専攻卒。2012年「蒲生の記」で第18回歴史群像大賞優秀賞を受賞、13年『洛中洛外画狂伝 狩野永徳』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

153
ロボット刑事の江戸時代版、もうちょっとナウくすると宇宙刑事ギャバンの江戸時代版かな。あるいはサイボーグ009版かな。江戸時代で、からくり(ロボット)が現れて、なぜ、江戸時代での技術では到底、不可能なからくりがいっぱいいるのか、気になりますね。軽くてベタな感じで、サクッと読めて、何気に気になる。続編、読んでみたいですね。2019/07/08

ち~

32
岡っ引きが見つけてきた一体のからくり人形。同心の慎之介は知り合いの発明家の所へ持ち込む。人智を超えたテクノロジーで造られたというからくり人形は見事復活。そこから、からくり人形がからむ事件が続々と発生する。修理の時の部品の調達は?なぜ慎之介を主と認識したのか?動力源は…それ?ツッコミどころはあるが楽しく読了。知らぬ間に江戸に根付いていたからくり集団。その正体は?目的は?続きが気になるものの、続編は出版中止になったとか…モヤモヤ。2019/07/19

しょうこ

8
うーむ。面白いには、面白いのです(^ ^)でも、どうなんだろ?もうちょい、ひねり、というか、何かあったらよかったな。ひとりよがりでお話が進んだ、感があります。これから、景の謎が明らかになっていくのでしょうか?それにしても、根岸肥前守という方は、「変わったお奉行様」設定だとかなりの高確率で引っ張り出されますね。2015/09/06

王蠱

8
江戸に突如湧きあがったからくりたちが絡む怪事件。偶然から謎めいたからくり人形「景」の主となった同心と「景」の活躍を描くバディもの。かなり微妙というかぶっちゃけ(少なくとも現状は)残念。江戸時代にオーバーテクノロジー気味な謎のからくり人形、という設定自体はちょっと範囲を広げればそれなりに類似作は幾つか思いつくし調理の仕方次第だと思うのだが、そのアレンジの技量がてんでダメ。慎之介が景を人間のように感じるにせよせめて平蔵負傷までにあと一つか二つそういう感情を抱くエピソード挟んでくれていれば唐突感は薄まったかも2015/09/01

紅羽

7
新米同心の慎之介の新しい相棒は、何と美形のからくり人形…。からくりと人間のコンビ。そんなから回る二人の前に不可解な事件が発生し、これからもっと連携が良くなっていくんだろうと思ったのですが、続編が読めないとは…。景が作られた経緯とか色々気になっていただけに残念です。羽織を着たバージョンの景の色気にちょっとときめく慎之介って…(笑)2016/01/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9806795
  • ご注意事項

最近チェックした商品