出版社内容情報
名門企業、失墜の真相! 無責任国家・企業に驚愕したすべての人に捧げる。
日本を代表する企業が失墜したのはなぜか? 名経営者も輩出し、名門であったはずの東京電力。実態は異論を許さぬ強権“村社会”だった。安全神話を守るために安全を度外視していき、アメリカへの一方的従属、管理・監視の自己目的化を進める。その果てに分割・民営化の先駆となった排除の体質。東電の本質を、社会的・歴史的に徹底取材して抉り出した“現代の古典”。大幅加筆し、無責任国家・企業に驚愕したすべての人に捧げる。解説・池上彰氏
単行本刊行時、池上彰氏、奥村宏氏、白井聡氏、森永卓郎氏、武田徹氏、新藤宗幸氏ら名だたるジャーナリスト・経済学者・エコノミストらが絶賛。さらに朝日、毎日、東京はじめ各紙で書評され、出版界の有志が1年で最も良かったと思える人文・社会科学の作品に贈る第三回「いける本大賞」をも受賞した大作。
文庫版では、『長崎の鐘』で聖者のイメージがある永井隆の人物像をえぐる論考が、文庫版新章として書き下ろされている。
一つの企業から、日本が見える。
はじめに
序 章 人災と「中国ツアー」
第一章 安全神話のパラドックス
第二章 保守論壇のタニマチ
第三章 木川田一隆「人間開発」の欺瞞
第四章 幻の電源爆破
第五章 「勲章を拒否するほど偉くない」平岩外四
第六章 驕慢なる統治機構
最終章 せめてもの希望を
あとがき
文庫版新章 永井隆"聖者”の亡霊
主要参考文献
解説--「しんどい仕事」(池上彰氏)
内容説明
日本を代表する企業の信用が失墜したのはなぜか?名経営者も輩出し、名門であったはずの東京電力。その内実は異論を許さぬ強権“村社会”だった。安全神話を守るために安全を度外視していき、アメリカへの一方的従属、管理・監視の自己目的化を進める。その果てに分割・民営化の先駆となった排除の体質を、社会的・歴史的に徹底取材して抉り出した“現代の古典”。大幅加筆し、無責任体制に驚愕したすべての人に捧げる。
目次
序章 人災と「中国ツアー」
第1章 安全神話のパラドックス
第2章 保守論壇のタニマチ
第3章 木川田一隆「人間開発」の欺瞞
第4章 幻の電源爆破
第5章 「勲章を拒否するほど偉くない」平岩外四
第6章 驕慢なる統治機構
最終章 せめてもの希望を
文庫版新章 永井隆、“聖者”の亡霊
著者等紹介
斎藤貴男[サイトウタカオ]
ジャーナリスト。1958年、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業、英国バーミンガム大学大学院修了(国際学MA)。「日本工業新聞」記者、「週刊文春」記者などを経て独立。2012年『「東京電力」研究 排除の系譜』(講談社)で第3回「いける本」大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Ikuto Nagura
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Hiroki Nishizumi
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