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出版社内容情報
眩い太陽、輝く海、想い人の笑顔。南国の離島で過ごした衛宮切嗣の幼少時代は、幸福で満ち溢れていた。しかし魔術師である父・衛宮矩賢の実験が失敗したことにより島民全員が“死徒”と化し、切嗣の人生は一変する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゼロ
65
全編に渡り、衛宮切嗣の過去が描かれる。少年時代に夢を見ていて、ケリィと呼ばれていた。いつまでも一緒にいたいと願っていた少女と一緒にいることは叶わず、父を殺すことになる。絶望があったのだが、ナタリアに出会えたのは幸運なのか。青年時代により良く人を助けるために、ナタリアが搭乗している飛行機をロケットランチャーで落とす。正義を執行するためには、これほどまでに犠牲が必要なのか。アイリスフィールとの生活は、終わりが見えているからこその希望がある。切嗣が手に入れられなかったからこその希望がある。さあ、進むしかない。2020/01/15
カラシニコフ
13
『正義の味方』の話。ロケットランチャーがエグカッコいい。覚悟なのか、弱さなのか。 ★★★★☆2017/05/03
不見木 叫
7
衛宮切嗣過去編。これが彼の価値観を決定的なものにしたシャーレイ、ナターリア両方の別離シーンに胸が締め付けられる。2021/10/09
マミル/漫画
7
Fate/staynight[UBW]を視聴しながらの読了となった。原作は既読だったが、だからこそ少しばかり違った気持ちで読めたように思う。切嗣の夢の終焉からの贖罪の人生と、士郎の贖罪から始まる歪んだ夢への軌跡の対比がはからずも鮮烈で、Fateの世界により深くのめり込んだ。アイリと切嗣の問答のシーンも、切嗣がやめてしまった自身への問いかけを切嗣が生きることを教えた(可能性の中での切嗣とも言える)アイリが彼に突き付けるのがアーチャーと士郎の問答を思い出させて、何とも言えない気持ちになる。もうすぐ終わりかぁ…2015/07/22
鈴
5
唐突に始まる切嗣過去編。父親の蛮行とも言える研究と冷酷さを知った事をきっかけに、大切な人たちを自らの手で排除し続けた男が、人ならざる者と愛を探るなんて事は、正直胸糞悪い。だけど、これは正義なんだ、正義の味方になりたいんだ、と悪足掻きする姿は、衛宮士郎よりもずっと地に足が着いていて、悲しみが深い。2020/08/16
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