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暴走

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  • サイズ B6判/ページ数 294p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041030356
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「hf」と書かれた紙片を隠し持った腐乱死体の発見と前後して、最新型工業用ロボット・タウに管理される化学工場で従業員が大量死する事件が発生。警備員の島浦は原因究明のため単身工場へ乗り込むが――。

内容説明

腐乱死体に遺されたメッセージと化学工場の危険物漏洩事件。事故か、陰謀か。原因不明の化学工場災害。刻々と広がる薬物汚染をふたりの男は阻止できるのか。圧倒的なリアルとスリル!異才の放つパニックエンタテインメント!!

著者等紹介

周木律[シュウキリツ]
某国立大学建築学科卒業。2013年に『眼球堂の殺人―The Book』で第47回メフィスト賞を受賞しデビュー。本格ミステリの系譜を継ぐ書き手として絶賛を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

101
災厄に続くパニック系ミステリー。塙のような上司だったら最悪だな。何点か納得できない所もあってやっぱり周木さんは堂シリーズの方が好み。2015/06/17

aquamarine

60
事故なのか陰謀か。最新型工業用ロボットに管理される化学工場で発生した薬物漏洩による災害。薬物汚染をこれ以上広げないために事件当時ちょうどその化学工場のシェルターにいた元刑事の警備員と離れた科学防護車の中にいる元同期の警部との切迫した電話やり取りと対処で話が進みます。ものすごい勢いで最後まで読んでしまいましたが実は突っ込みどころ満載で薬物に詳しくない私でもそれが可能ならなぜああしない!などと何度も思いました。同じような系統ですが「災厄」の方が出来はかなりいいと思います。いろいろ残念で勿体ないです。2015/09/04

そうたそ

28
★★★☆☆ B級映画感満載のパニック小説。化学工場による危険物質の漏洩により人々が大量死する辺りは良いとして、最新型工業用ロボット・タウというロボットが敵役のメインとして登場するストーリー設定がいかにもB級映画を思わせる。それなりに読めるストーリーだし、面白くないことはないのだが別にわざわざ読むほどのものではないという結論に尽きる。「災厄」のストーリーが割と緻密に構成されていたことを思うと、この作品の隙の甘さには疑問を持たざるを得ない。作者の迷走ぶりが想像できる作品だが、さすがにこれは迷走しすぎ。2015/07/20

あっちゃん

25
科学薬品工場で大規模な流出事故!パニック小説ながら、登場人物が比較的少ないのと、政府やマスコミの出番が無いせいか、あまり緊迫感は感じられないけど、元刑事の警備員と現場の指揮を命じられた刑事の微妙な関係が楽しい!しかし、防護服を着たまま、出たり入ったり大丈夫?(笑)2017/09/12

ゆう

22
図書館本。化学工場で起きた薬品流出事故。密閉された工場で次々と従業員が倒れていく中、シェルターで被害を免れた元刑事で今は警備員の島浦が外にいる元同僚の刑事の石倉と何とかギリギリの状況を打破しようとする。1年前の軋轢はあってもなんだかんだで信頼しあってる島浦と石倉、いいバディ。島浦さんのスーパーマン振りが凄い。柊木管理官はいいとこ取りだなぁ。2016/01/31

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