角川文庫<br> 牢獄の花嫁

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角川文庫
牢獄の花嫁

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  • サイズ 文庫判/ページ数 464p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041027578
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



吉川 英治[ヨシカワ エイジ]
著・文・その他

内容説明

高輪の鶉坂に、一人の老人が越してきた。名与力と謳われた塙江漢である。近いうちに、息子の郁次郎が長崎から戻り、許嫁の花世とこの新居で養生所を営むのを見守るというのが、彼のささやかな夢であった。ある日、増上寺で鎧櫃の中から女の死骸が発見される。調べていくうちに、犯人として挙がったのは、女と文を交わしていたとされる郁次郎だった。息子の疑いを晴らすため、隠居した江漢が、江戸を駆け抜ける、名作時代小説。

著者等紹介

吉川英治[ヨシカワエイジ]
本名、吉川英次(ひでつぐ)。明治25(1892)年、神奈川県に生まれる。父親の事業の失敗で、小学校卒業目前で中退。幾つもの職業を転々とする。明治43(1910)年、勤めていた横浜ドックでの事故で九死に一生を得たのを機に上京し、蒔絵師の徒弟となる。また井上剣花坊門下の一員となり、“雉子郎”の号で川柳家としても名を成す。大正10(1921)年、東京毎夕新聞社に入社。翌年、社命により「親鸞記」を連載開始。大正14(1925)年、講談社「キング」創刊号で「剣難女難」を連載開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kotaro Nagai

6
本日読了。本書は昭和6年キングに連載された作品。吉川英治といえば、鳴門秘帖や神州天馬峡などの伝奇もの、宮本武蔵などが有名ですが、こちらは江戸中期とおぼしき頃の捕物帖である。引退したかつての江戸町奉行所与力が、殺人事件の容疑者となった息子の無実を証すために尽力するストーリー。キング連載の娯楽ものなので、講談調の文章にややなれるのに手間取りましたが、中盤以降のめまぐるしい展開に目が離せず結構楽しめました。吉川英治にこんな作品もあったとは意外でした。2020/12/02

たま

2
最初はこんなページ数読めるかと不安になりましたが、これは面白い!途中からひやひやしどうしで、先が気になるは寝なくてはいけないはで大変でした。吉川英治はこんな話も書いていたのかと新しい発見でもありました。2018/09/11

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