ちくま新書<br> 大人の愛着障害―人生を縛る心の傷

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ちくま新書
大人の愛着障害―人生を縛る心の傷

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480077004
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C0211

出版社内容情報

自己表現、対人関係が

「うまくいかない」

のは、なぜか?



愛着の持ち方が大人の人生を制限する、

3つのタイプと治し方を精神科医が解説。



生まれた赤ちゃんは、自然と母親にくっつきます。

母親が、うわべだけの反応をする、無視する、拒絶する…

…そういった愛情不足によってできた「心の傷」は後々までその子を苦しめて、自己表現や対人関係など、時には人生を制限することもあります。

これが「愛着障害」です。

子の不登校、拒食症、また大人になってからのうつ病、神経症、多重人格などは愛着障害と深い関係があります。

人は制限された自分の人生に気づくことで、それを自然に修正していくことができます。

もっと自由に、幸せに生きるために――

誰もが心の内に持っている愛着欲求について解説します。


【目次】

はじめに



第一章 愛着障害という心の傷 ―― 不安と自責感と

1 愛着形成とは「安心」と「自己肯定感」を得ること

2 愛着障害とは「不安」と「自責感」を抱えた心の傷

3 愛着欲求は人生を動かす最大の「力」

4 自分では見えない愛着欲求の「実現レベル」

5 幼少時に決まった「安心の広さ」が大人になっても続く



第二章 大人の愛着障害に三段階の重症度

1 愛着についてのまとめ ―― 愛着欲求・愛着形成と愛着障害

2 愛着障害の三段階のレベル  

3 拒食症や不安症、うつ病発症の要因になる



第三章 もっとも重い愛着障害〈レベル3〉―― 虐待を受けた場合

1 あえて「子ども虐待」問題を取り上げる理由

2 心理的虐待で潰される愛着欲求

3 反応性アタッチメント症 ――A君の場合

4 脱抑制性対人交流症 ――Bちゃんの場合

5 愛着障害の原型とその軽症バージョン

6 「私はいない」 ―― 自己を保てなくなる症状

7 愛着の復活



第四章  誰にでもある〈レベル2〉〈レベル1〉―― 人生を制限する「大人の愛着障害」

1 素直な自己主張ができない損失 ―― 人生を制限するもの1

2 人に甘えられない損失 ―― 人生を制限するもの2

3 うつ病・不安症・やせ症で苦しむ損失 ―― 人生を制限するもの3

4 悩みを引きずることの損失 ―― 人生を制限するもの4

5 配偶者選択を狭める損失 ―― 人生を制限するもの5



第五章 愛着障害で苦しんだからこそ「人は飛躍的に成長する」

1 愛着障害が社会を作り変える大きなエネルギーを生み出す

2 社会福祉の会社を立ち上げた彼の行動

3 精神医学に変革をもたらした愛着障害



第六章 「大人の愛着障害」の治し方

ステップ1 これまで自分を動かしてきた「力」に気づくこと

ステップ2 満たされなかった愛着欲求の代わりをしてきた行動を知ること

ステップ3 満たしてきた自分を褒めてあげること

ステップ4 小さなことから愛着欲求を満たしなおしていくこと



おわりに ―― 愛着欲求は生きること

参考文献



イラストレーション=岡本かな子

内容説明

生まれた赤ちゃんは、自然と母親にくっつきます。母親が、うわべだけの反応をする、無視する、拒絶する…そういった愛情不足によってできた「心の傷」は後々までその子を苦しめて、自己表現や対人関係など、時には人生を制限することもあります。これが「愛着障害」です。うつ病、子の不登校、神経症、拒食症、多重人格などは愛着障害と深い関係があります。人は制限された自分の人生に気づくことで、それを自然に修正していくことができます。もっと自由に、幸せに生きるために―誰もが心の内に持っている愛着欲求について解説します。

目次

第一章 愛着障害という心の傷―不安と自責感と
第二章 大人の愛着障害に三段階の重症度
第三章 もっとも重い愛着障害〈レベル3〉―虐待を受けた場合
第四章 誰にでもある〈レベル2〉〈レベル1〉―人生を制限する「大人の愛着障害」
第五章 愛着障害で苦しんだからこそ「人は飛躍的に成長する」
第六章 「大人の愛着障害」の治し方

著者等紹介

高橋和巳[タカハシカズミ]
精神科医。医学博士。1953年生まれ。慶應義塾大学文学部を中退、福島県立医科大学を卒業後、東京医科歯科大学神経精神科(現:東京科学大学)に入局。大脳生理学・脳機能マッピング研究を行った。都立松沢病院で精神科医長を退職後、都内でクリニックを開業。カウンセラーのスーパーヴィジョンも行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りーすひぇん

2
愛着障害に関して体系的に説明して、治療法を紹介する本と期待したんだけど、内容は薄め。筆者の精神科医としての経験から導いた論説で、ちょっと言い過ぎでは?それ断言していいの?と思うところもちらほら。もう少し深く掘り下げるものを期待していたから、情報量少なすぎてガッカリ。人間が生きていくために必要なものはずばり愛着で、それで全てが決まるような物言いには納得できなかったけど、「自分が安心できる」人や物を探し、承認欲求を満たそうとする、そのための行動が愛着障害のレベルによって異なってくる、という箇所には納得。2025/08/17

めまい

1
これまでの高橋先生の著作中でも、今の人に向かって書かれている気がした。控えめというか、言い切らないというか。みんな愛着障害の影響を受けることなく人生を楽しみたいし、それはポジティブ思考で生きていけば可能なのだが、どうしても行き詰まってしまう人がいる。大多数の人にはそれが頭では理解できても、受け入れられない。ネットで愛着障害や自己肯定感の言葉は拡散していて、危機にさらされてきた人を擁護する風潮もあるが、結局は個人の心の世界に立ちかえる話。もう高齢でいらっしゃるが、新作が読めて嬉しかった。2025/08/12

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