出版社内容情報
間違いない。とうとう出会うことができた。運命の人だ。黙々と働く昼も、ひとりで菓子パンをかじる夜も、考えるのは恋のこと。あのときああ言っていたら……今度はこうしよう……延々とシミュレートし続けた果てに、〈私の天使〉は現れるのか? 人気歌人による恋愛エッセイ集。MF文庫ダ・ヴィンチの人気作品が角川文庫に登場。
穂村 弘[ホムラ ヒロシ]
ほむら・ひろし 1962年、札幌生まれ。歌人。『短歌の友人』で伊藤整文学賞受賞。歌集に『シンジケート』『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』他。エッセイ等に『世界音痴』『現実入門』『絶叫委員会』他。絵本翻訳も多数。
内容説明
或る夜のこと。友達の家に何人かで集まって遊んでいるとき、コンビニエンスストアに食料の買い出しにゆくことになった。「僕、行こうか」と私が名乗りをあげると、「じゃあ、あたしも行く」とSさんが云った。どきっとする。今、Sさんは「じゃあ、あたしも行く」って云わなかった?「じゃあ」ってなんだ?―恋なんて縁がないと思っている人に贈りたい、人気歌人の恋愛エッセイ集。
目次
「ときめき」延長作戦
いちゃいちゃ界
苺狩り
理想の男性像
「似ている」事件
性的合意点
次の恋人
好意の数値化
一次会の後で
料金所の女神〔ほか〕
著者等紹介
穂村弘[ホムラヒロシ]
1962年、北海道生まれ。歌人。90年、歌集『シンジケート』でデビュー。その後、短歌のみならず、評論、エッセイ、絵本、翻訳など幅広い分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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