角川新書<br> 国家の攻防/興亡―領土、紛争、戦争のインテリジェンス

電子版価格
¥880
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

角川新書
国家の攻防/興亡―領土、紛争、戦争のインテリジェンス

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 250p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784041025444
  • NDC分類 319
  • Cコード C0231

出版社内容情報

いま、反知性主義という妖怪が日本を徘徊している。妖怪との闘いを、完全収録!!会員制情報誌「エルネオス」に8年以上に及ぶ好評連載から、領土や戦争のインテリジェンスを抽出した、この10年を一望できる一冊。

内容説明

ロシア、ウクライナ、シリア、「イスラム国」…。「世界の火薬庫」から考える!!会員制情報誌『エルネオス』での、約9年に及ぶ連載を厳選した本書は、現代の危機・反知性主義との闘いの記録ともなっている。インテリジェンスで読み解く最新の世界史。

目次

第1部 静かに燃える北方領土(東京宣言至上主義から脱却し、北方領土交渉を活性化せよ;一九九〇年一月の対ソ連「安倍八項目提案」 ほか)
第2部 稼動するプーチン帝政(プーチン?メドベージェフ?ロシア大統領選挙をどう読むか;ロシア側と互角の交渉をした外相訪露の成果 ほか)
第3部 領土とインテリジェンス(ロスカボス日露首脳会談と北方領土交渉の今後の展望;ロスカボス日露首脳会談を巡る外務官僚の嘘と官邸の不快感 ほか)
第4部 新帝国主義の戦争(クリミア問題で帝国主義者の牙を剥き出しにしたプーチン大統領;ウクライナ情勢への対応から読む日露関係の今後の展望 ほか)

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
作家・元外務省主任分析官。1960年、東京都生まれ。85年同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在ロシア連邦日本国大使館勤務等を経て、本省国際情報局分析第一課主任分析官として、対ロシア外交の最前線で活躍。2002年、背任と偽計業務妨害罪容疑で東京地検特捜部に逮捕され、以後東京拘置所に512日間勾留される。09年、最高裁で上告棄却、有罪が確定し、外務省を失職。05年に発表した『国家の罠』(新潮文庫)で第59回毎日出版文化賞特別賞を受賞。翌6年には『自壊する帝国』(新潮文庫)で第5回新潮ドキュメント賞、07年第38回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

中島直人

11
ロシア関連の主に外交を切り口とした考察。深いし鋭い、というか凄い印象。面白い。閉鎖的な内側の論理でしか動けない、こういう人を使いこなせない日本の組織は成功できない。2017/10/24

ぽち

10
会員制情報誌の連載からまとめられた一冊で2006年末から2015年始にかけて日本の対露関係を中心にした世界情勢の遍歴が分かりやすい。そーかーいまだにプーチンは来日していないのかあ、とか政治オンチ丸出しなことを思っていたところに中国空軍と航空自衛隊の戦闘機がドッグファイト寸前のような状況になっていたというニュースを見て驚愕した。http://bit.ly/293kmmP こんな重大事が半月ちかくも表立っていなかった。政府およびマスコミ関係機関はいつだって情報を明示しない。2016/06/29

モモのすけ

8
「人権や人道を巡るプロパガンダには常に裏がある」2015/05/14

ちくわん

7
佐藤優氏がロシア専門誌に2006年から2015年に掲載した論文。日露を北方領土交渉を中心に解説。主役はプーチン大統領。気になる脇役は鈴木宗男氏。歴史は時間の縦糸と空間の横糸が織り成すドラマ。ソ連崩壊直後のロシアを読みたい。あっ、氏は曙橋にお住みなのね、便利だが完成な所という印象がある。 2019/03/21

Happy Like a Honeybee

5
日本、欧米、ロシアにとって最大の脅威は過激派組織イスラム国である。 ロシアとウクライナ問題を解決しない限り、欧米はイスラム国とロシアの二面作戦を余儀なくされる。ナチスドイツが勢力を拡大した過去を教訓にすべし。北方領土問題は政治解決が望ましいのだろうか?ロシア、北朝鮮、イスラム国など現実を思考する一冊。2015/05/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9680339
  • ご注意事項