角川文庫<br> サンド

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角川文庫
サンド

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041025055
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

砂丘に囲まれた街、導く者のいない社会は紛争や爆撃など頻発する暴力に晒されるコミュニティー。その街に、一家の主を失い、壊れかかったある家族がいた。母ローズは街の男たちを相手に売春宿を営み、長女ビクトリアは「サンドダイバー」として優れたスキルに恵まれながら盗賊のような男たちと関わり、家に寄りつかない生活をしていた。長男パーマーは父や姉と同じダイバーの道を選びながら怪しげな雇われ仕事に手を出し、まだ18のコナーは見習いダイバーにもなれず、11歳の末弟ロブは才能の片鱗を伺わせるものの、まだまだ頼りない子供だった。父の失踪でばらばらになった家族だが、父の娘を名乗る少女が現れ、街が消滅の危機に直面するなかで、互いの生存のために心を寄せ合い、やがて絆を取り戻していく。自分たちよりも大きなものに立ち向かう現実を受け入れるために……。砂漠化した米国コロラド州を想起させる未来の街を舞台に、砂に閉ざされた共同体の脆さとある家族の痛み、悲しみ、再生と希望を描いたSFファンタジー小説の秀作。

内容説明

砂丘に囲まれた紛争と暴力の町。砂に潜り宝探しをするサンドダイバーを生業とするヴィクトリア。家族は父の失踪でばらばらになり、母は怪しげな商売に手を出していた。同じダイバーとして砂に潜る弟たちは、皆が血眼になって探し求める伝説の古代都市を発見したが、直後、砂に閉じ込められてしまう。さらに家族の前に、父の娘を名乗る少女が現れて―。消滅の危機に直面する砂漠の町で、たくましく生き抜く一家を描いたSFファンタジー!

著者等紹介

ハウイー,ヒュー[ハウイー,ヒュー] [Howey,Hugh C.]
1975年、アメリカ・ノースカロライナ生まれ。ヨットの船長を8年務めたあと、結婚を機に陸に上がり、小説の執筆を本格的に開始。“Molly Fyde”シリーズで好評を博したのち、2011年、中編として『ウール』第一部をアマゾン・キンドルで発表すると、爆発的なヒットとなり、読者に促される形で続編を執筆。全五部をオムニバスにした『ウール』はアメリカとイギリスで大手出版社が出版権を、大手映画会社が映画化権を獲得。世界30カ国以上で発売されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

naotan

8
これは1冊で完結しているのかなと思ったけど、そんなことはなかった。砂に潜るという発想が新鮮。なんとなく、マイクラの世界を想像しました。2018/05/23

あかつや

3
かつての文明が砂に埋もれてしまった世界。人々は砂の侵食に脅かされながら日々暮らしている。ヴィクトリアらサンドダイバーは砂に潜って宝を探す職業で、ある日伝説の古代都市が発見されたという噂が街を駆け巡る。荒廃した世界で力強く生きるダイバー一家の絆の物語ってとこか。でも意外とこの世界秩序立ってんな。協力しないとすぐ砂に埋もれてしまう環境がそうさせてるんだろうか。けっこう面白かったけど、最後がちょっとなあ。なんていうか、全2巻の小説の2巻の結末を1巻の最後にくっつけた、みたいな感じ。そこ書かねえのかよっていうね。2023/06/30

まうやお

3
未来の砂漠の世界が舞台のディストピア小説。ダイバーは砂を自由に扱います。訳者あとがきで続編が予定されているそうですが、かなりの年数が経ってしまっています。続きは読めるのでしょうか?2021/08/02

とくま

3
×P36。映画なら楽しめる気がする。2017/11/01

ぼっくん

2
これまた地面の下のお話。デストピアでもあり冒険譚でもあり、続編の気配もありで、サンド三部作?年末はヒュー・ハウイー三昧で今年は読了。年始は手駒がないので、積読本からスタートかな。2024/12/31

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