内容説明
内神田にある「上谷塾」を祖父から引き継いだ長女の理与は、旗本の父の急死後、上谷家を妹の皐とともに支えてきた。跡継ぎの弟・幸太郎は幼すぎて出仕が敵わず、家族は下命を待つ日日。そんなある日、理与は、許婚であった天野東馬がくれた書物の中に東馬の父の日記を見つける。そこには、父と天野家の驚くべき秘密が書かれていた―。その日を境に、三姉弟の周りでは次々と事件が起こり始める…。書き下ろし時代小説。
著者等紹介
岡篠名桜[オカシノナオ]
大阪府出身。「空ノ巣」で2005年度ノベル大賞・読者大賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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