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内容説明
妖精兵であるクトリたちが決戦に赴いてから半月。彼女たちはまだ、戻らない。次代を担う妖精兵である少女・ティアットを連れ、11番浮遊島へ適性検査に向かったヴィレムは、そこで「決戦敗北」の報を受けるが…。“人間”に代わり“獣”を倒し、死にゆく定めを負った少女妖精たちと、たったひとり生き延びた“人間”の青年教官の、儚くも輝ける日々。第2幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
θ(シータ)
118
「食べたかったなぁ……バターケーキ……」妖精兵であるクトリ達が〈六番目の獣〉との決戦に赴いて半月がたった頃のお話。ついにこの世界の根幹が少し見えてきた感じかな。滅びる前の地上、聖剣の実態、そして…黄金妖精。特に黄金妖精の所は読んでて辛かった。自分達が生き残る為にはそれしか残ってなかったのは仕方ないし正論でもあるんだけど納得は出来ない。というか納得したくない。そして次回、不幸と絶望ばかり並べられる中でヴィレムがこれからどう動くのかを期待したいと思います。………クトリいぃぃぃー!星5つ【⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️】2015/07/26
niwaniwatori
85
1巻を読み終わった時点で、戦いに勝つ展開と負ける展開を想像し、2巻の話はそのどちらかから始まるだろうと思っていた。甘かった。実際に読んだ2巻冒頭は、そのどちらより心を抉った。とにかく紋切型の悲劇を起こそうとする背景世界と、屈するものかと抗い続ける人々の軌跡。泣きそうだ。 あとがきにある売れ行きが寂しいという話は、時期的に1巻の初週のことだろうか。読んで面白い話ほど初週は売れずその後に伸びるもののはずだし、本当に初週成績だけで切り捨てられるようなことはないと信じたい。2015/01/06
よっち
80
妖精兵クトリたちが決戦に赴いてから半月。戻らない彼女たちに落ち着かないヴィレムが「決戦敗北」の報を受ける第二弾。帰ったらヴィレムに言いたいこと言う満々のクトリなのに、世界を救うため自らの命を賭けたり、戻ってきたら今度はヴィレムが招集されたり、不在のまま事態が急変したりと、最後まで空振りの展開が続いてもどかしかったです。旧知の人物から世界の成り立ちが明かされましたが、今回明かされなかった秘密が今後のポイントになりそう。切ない雰囲気の物語だからこそ、ほんわりとしたエピソードが引き立ちますね。次巻も期待です。 2014/12/27
シータ
72
前回からの続きでクトリ達が決戦に赴いてから半月が経過しても未だに帰ってこないから今回ずっと不安から始まったって、敗北したとはいえ無事に帰ってきたと思いきや、クトリが決戦で無理が祟って昏睡状態になったりと終始不安でいっぱいでした。最後は目覚めてからのシーンは良かったけど、アイセアの意味深な発言がすごい引っかかって素直に喜べねえよ……。今回も安定して面白かったです。2016/10/22
雅
66
登場人物の葛藤がストーリーを盛り上げてくる。もどかしくて切なくて、ちょっとキュンとなります2022/01/14
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