内容説明
異世界で海賊王ガルシアに拾われた少女、笹良。海賊たちとの距離が少し縮まったのもつかの間、海賊船に見慣れぬ船が近づいてくる。それは美しき娼婦たちを乗せていて…!?現代の少女と、優美で非情な海のけだもの甘く冷酷な海上ファンタジー!!
著者等紹介
糸森環[イトモリタマキ]
東京都出身。850万アクセスの大人気WEBサイト「27時09分の地図」でia名義でオリジナル小説を公開中。2012年ペンネームを糸森環と改め、『花術師』(双葉社)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蝶よ花You
34
前巻に引き続き、どうしたって笹良の言動の幼さにもやっとしてしまうけれど、それこそがもうこの作品の策に溺れている証拠かも。あれだけの力と孤独を抱えた王が、今更聞き分けの良い大人の女や、分別がついてきて簡単に我儘を言えなくなってくる十代後半程度の女の子に興味を持つか?あの男にこの作品で触れれば触れる程、その答えは否。このミスマッチ感があるからこそ、この男にはこの子こそ必要な者だと思える。自分に妙な感情を作らせる事も含めて巧い作品。イラッとしながらも読み進めたくさせる作品なんてなかなか巡り合えるものじゃない。2015/10/16
ももたろう
25
みなさんおっしゃってますが…ヴィーかっこいい!!好きです!!今回もカズアキさんのイラスト素敵です。特にカラーが良いですね!1巻でも思ったけど、ガルシアだけ髪が青いって違和感あります。何か意味がいるのかな…水を操る能力に関係あるのか…笹良は異世界で初潮をむかえて心細かっただろうなぁ。14才、ちょっと口が悪いけど、思春期で感じやすい年頃なのに、一所懸命がんばってる。細い肩を抱きしめてあげたい。掴みどころのないガルシアの甘い言葉や残酷さにふりまわされてるのに、それでもガルシアがいいの?ガルシアは闇が深そうです。2015/08/19
かなかな
14
残酷で非道な海賊たちなのに惹かれてしまうササラの気持ちが手に取るように伝わってきて苦しい。海賊と主人公の間にあったはずの明確な線が双方向から曖昧になってきていて異世界トリップの醍醐味だなぁと思います。表紙のヴィーかっこいい。続き楽しみです。2014/11/01
本夜見
10
厳しい海賊達の掟の前に 現代っ子の甘ちゃんっぷりを露呈する笹良。そこが異世界から来たという異質さをクローズアップしてて解りやすいのかな?しかし未だに『冥華』のなんたるかがハッキリしない上に 今までも数名そう呼ばれた娘が居た様で ますます謎は深まるばかり、だな(苦笑)2015/03/25
ricotta
10
いま一番続きが気になるシリーズ。待望の第2巻でしたが、ガルシアが理不尽だわ変態だわ怖いわで大変気が休まりませんでした…。特にあの場面ですが変態なことやってるのに色気あるとか反則です。あと非情な決断迫りすぎでつらい。奴隷の扱いや処刑の惨さを容赦なく描いてくださるところが前巻同様好ましいです。笹良の葛藤や苦しみが胸に迫ります。ガールズが幸せそうだっただけあって、ルーアとの決別がせつない。2014/11/02
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