単行本コミックス<br> 姑獲鳥の夏 〈3〉

電子版価格
¥638
  • 電子版あり

単行本コミックス
姑獲鳥の夏 〈3〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041022405
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

吉田あや

71
密室から消えた男が1年半後、妻のお腹から死体として生まれる前代未聞の怪事件…なんて、カストリ臭がむんむんと立ち込める胡散臭い現場に、この世には不思議はなく、あるべきものしかないし、起こるべきことしか起こらない!と世の理を叩きつけるべく、満を持して陰陽師・京極堂の登場っ。脳が取捨選択した世界を生きる人間が自分勝手に知覚した世界に秩序をもたらす京極堂。人の心を軽んじて、現実と仮想現実の境界線がどんどん薄らいでいる現代の恐怖が一番恐ろしい。2017/12/07

藤月はな(灯れ松明の火)

54
京極堂が眩暈坂を降りてくる時は本当に鬼が降りてきたのかと思うぐらいの迫力に満ちていました。そして真相の一部を見事に隠した、とある一コマに賞賛のため息しか出ません。あれを計算であっても、無自覚で描いていても凄い!また、憑き物落としでの涼子の表情が激変する所や藤牧と梗子の噛み合わないが故の悲劇に本当にぞっとするしかなかったです。ラストの引きが、真相を知っているが故に哀し過ぎる・・・。癒しは奇妙な遺体の解剖に喜ぶ里村君と初々しい青木君、苛々する木場の機嫌に甲斐甲斐しい木村君でした。2014/10/25

G

40
「山から鬼が下りて来たぜ」。遂に久遠寺医院へ赴く京極堂。この陰陽師は「怪力乱心を語らず」論理と現状のみで、憑き物を落としてしまう。見たくないものは見ない(いや、見えないか)脳が作り上げる偽りがこの物語の本質か? しかしあの衝撃的なシーンを、あのように描くとは。志水アキの画力に圧倒された。2016/09/22

ミユ

40
この巻で収まりきらなかったのね^^; 小説のコミカライズとはいえ志水さんさすがです。丁寧な描写に迫力あるシーンの数々、決して原作のイメージを損なわない。京極堂の憑物落としのシーンは圧巻。榎さんと京極堂の1ページ2ショット、まさに最強コンビキターって興奮しました(笑)2014/11/02

夢道場

39
相変わらず志水アキさんの描く京極堂は迫力があります、特に表紙と坂を降りて来たところが凄い!そして関係者を集めての京極堂の憑物落としシーンの描写が素晴らしい。12月にはまた百器徒然袋が出るようなんで楽しみ。2014/10/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8290239
  • ご注意事項

最近チェックした商品