角川oneテーマ21<br> 元・宝塚総支配人が語る「タカラヅカ」の経営戦略

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角川oneテーマ21
元・宝塚総支配人が語る「タカラヅカ」の経営戦略

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  • サイズ 新書判/ページ数 216p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784041021880
  • NDC分類 775.4
  • Cコード C0295

内容説明

内部の人間としてかかわってきた著者による「タカラヅカ」の強み、弱み、機会、脅威―。100年続いたロマンと算盤。

目次

第1章 「タカラヅカ」の基礎知識(総勢400名の女性のみで構成される劇団;5組の平等なビジネスユニット ほか)
第2章 宝塚歌劇のビジネスモデル(黎明期の戦略;気楽な立ち位置によって生まれた独特なポジション ほか)
第3章 宝塚歌劇ビジネスの特徴(宝塚歌劇における垂直統合システムとは;垂直統合システムを採用する根拠 ほか)
第4章 宝塚歌劇とAKB48(「シロウト」と未完成;シロウトの神格化とは? ほか)
第5章 タカラヅカのこれからと業界の未来(不変の真理はそのままに;「創って作って売る」再び ほか)

著者等紹介

森下信雄[モリシタノブオ]
1963年、岡山県高梁市生まれ。86年、香川大学卒業後、阪急電鉄株式会社入社。鉄道現場(駅務員、車掌、運転士)、梅田茶屋町再開発計画担当、阪急西宮スタジアム(阪急西宮救場)副支配人を経て、98年、宝塚歌劇団に出向。歌劇団にて制作課長、星組プロデューサー、次いで株式会社宝塚舞台にて劇場部長、2004年に阪急電鉄へ復職し、歌劇事業部事業推進課長、宝塚総支配人と宝塚歌劇事業全般を経験する。08年に株式会社梅田芸術劇場に出向、常務取締役として社業全般を統括。11年、阪急電鉄を退職。現在は大阪で人材紹介コンサルタントとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

100
タカラヅカもAKB48も「シロウトの神格化」。キーワードなのでおぼえておこう。CDやDVDなどの従来からのメディアに関する言及はあったが、TwitterやFacebook、Instagramなどソーシャルメディアとのかかわりについては、ほとんど語られていなかった。どんな考えをお持ちなのか知りたい。続編をのぞむ。2015/03/20

ばう

40
★★宝塚の総支配人を経験した著者による「ビジネス」という点から論じたタカラヅカ。阪急電鉄の旅客誘致の為に作られた劇団だから、「ドラ娘」と呼ばれ赤字を出しても阪急本社が助けてくれていた宝塚も時代の波にさらされて色々な方策を打ち出していったのですね。ファンの視点からでは無く経営陣からの視点で見た宝塚もまた面白い。他の同様な劇団(例えばSKD、OSK)が消えていったり低迷する中、垂直統合システムをとっていたから宝塚は唯一生き残ったのかな?AKBとの比較のくだりは要らないかな?と思いました。2015/09/09

壱萬参仟縁

25
宝塚興行の特徴は、ロングラン公演ができないこと(67頁)。1938年の第1回ヨーロッパ公演依頼、世界各地で公演活動を展開している(88頁)。グローバル化するTakarazuka。1世紀の年月を経て、日本人に長く愛されている理由を知るにはよい一冊。AKBのようなやり方(第4章)と異なるのはわかるとして、情報化進展+選択肢多様化、不景気で不景気の影響の否めないという(116頁)。2015/02/20

リキヨシオ

22
一般的には見えにくい宝塚の内部の数々が興味深い!宝塚とAKB「シロウトの神格化」という共通点の一方でAKBは偶然性と開放系、宝塚には必然性と閉鎖系が特徴。宝塚歌劇団は100年の歴史で現在は400人の未婚の女性で構成された日本最大級の劇団で、花、月、雪、星、宙の5組体制となっている。宝塚の「スターシステム」は各組の男役と娘役のそれぞれにトップスターを頂点に2番手3番手と序列が明確になっている。5組のバランスが偏らないように平等に扱われテイルのも特徴。新人劇団員の「銀橋」を渡るという事は将来を期待されている…2015/07/04

くさてる

12
私のようなタカラヅカ初心者には、そもそもの興業演目の選び方やそれぞれの劇場の違いなどが懇切丁寧に紹介されているのが分かりやすくて面白かったです。2015/02/21

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