内容説明
精霊の力を使う人々、ヴェーダが暮らすサンルノン共和国。写真館を営むニーナは普通の少女だが、カタブツ公務員グラフォードに違法のヴェーダではと疑われている。ある日、ニーナは偶然、幻影伯爵という凶悪なヴェーダを写真に撮ってしまい、命を狙われる身に…!危機を救ってくれたのは、苦手だった彼で!?読者審査員絶賛!!近代西洋風ミステリアス・ファンタジー!
著者等紹介
羽倉せい[ハネクラセイ]
北海道出身。第12回角川ビーンズ小説大賞読者賞受賞。『ニーナと精霊の扉』(受賞作改題改稿)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なぎ
20
イラスト買い。新人作家さんのデビュー作。精霊の力を持つヴェーダと共存する国で写真館を営む普通の少女と、ヴェーダを管理するカタブツ公務員の物語。不器用なグラフォードさんがなんだか可愛らしい。ラブが薄め。というよりほぼなし。序章で出てくる少年が切ない。続きはあるのかな?是非シリーズ化してください(⁎˃ᴗ˂⁎)ニーナとグラフォードさんのラブが見たいです♪2015/01/25
sio
17
ニーナ可愛いな 無駄に良い子なのはまだ若くて真っ直ぐなのねとちょっと遠い目になる色々屈折し過ぎた私ですが そしてグラフォードくんには今の物慣れない不器用さをずっと持ってて欲しいような早く警視の爪の垢煎じてもらいなさいと思わないでもないような 長く続いてくれると良いなぁと思ったお話でした2015/01/12
ばなな豆乳
13
面白かった。メガネ公務員が少しずつ主人公を意識してくる感じがよかったです。恋愛はまだまだほんのりですが、次巻はもっと進展するのかな? 近代欧風な世界が新鮮。ただ主人公のいい子ちゃんぶりにはちょっと疲れてしまうオバちゃんです。 次巻では公務員さんの大人の色香を存分に発揮していただきたく思います(笑)2015/01/05
まなな
11
最初1ページ読んだところでなぜかしばらく放置していたもの。久々に出して読んでみると面白かった。ただ、2人が惹かれ合うというだろうなという性格とか背景があるのに、なぜか惹かれてとった行動が自分にはちょっと違和感があった。でも登場人物も世界観も好きなので、次があれば購入決定です。 2015/05/16
いわいわし
10
副題の「公務員」と表紙の眼鏡男子にホイホイ釣られて購入。新人作家様の高品質なデビュー作。科学が存在する近代国家を舞台にしたファンタジー。思春期特有の潔癖な感じをぐいぐいと前面に押し出した一人称。若い苗木を彷彿とさせるヒロインがただひたすら真っ直ぐに伸びようとする様にハラハラします。これから風に煽られしなやかに成長していくのでしょう。恋愛面ではヒーローが無表情で無自覚に色々とやらかしつつ、じわじわと近づいていく距離にニヤニヤさせてもらいました。伏線を残したままなので是非ともシリーズ化してもらいたいです。2015/01/15
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