出版社内容情報
双子姉妹が営む写真館で住み込みで働くニーナは、現像の依頼人が事故で亡くなったことを知る。フィルムに写っていたのはピントがぶれた奇妙な写真。その謎を解こうとグラフォードと出掛けるが、何者かに襲われて!?
内容説明
シモン写真館の再建を目指して奮闘中のニーナは、写真の現像を頼みに来た男性が川で事故死したと知る。フィルムに写っていたのは大きくピントがボケた奇妙な集合写真。グラフォードとその謎を調べ始めたその矢先、何者かに襲撃される事件が起こる。グラフォードは、ニーナの身を守るためにしばらく一緒に暮らすことを提案してきて!?異色の近代ラブファンタジー、第2弾!
著者等紹介
羽倉せい[ハネクラセイ]
北海道出身。第12回角川ビーンズ小説大賞読者賞受賞。『ニーナと精霊の扉』(受賞作改題改稿)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まなな
15
また中途半端に完結されてしまった。 ビーンズ文庫は作者の意思にかかわらず、たびたびそういうことがあるのでホントやめてほしい。作品自体は面白かった。2015/06/02
紅羽
12
完結巻…なんですね。続編は写真の現像を依頼した客が川で事故死した事件から始まる。残されたフィルムには不可解なものばかり写されていて謎は深まるばかり。それと同時にニーナとグラフォードさんの仲も急接近。グラフォードさん、ちょいちょい殺し文句を添えてニーナをあたふたさせてますね。戸惑うニーナが可愛いです。しかしこれで終わりなのはちょっと納得がいかないような…。グラフォードさんの過去話とか、アダムを救う事が出来たのか…。まだ色々気になるのです。2015/06/02
ばなな豆乳
10
あらー、終わってしまった。完結巻にするのなら、もっとどっかんとでっかい山場が欲しかった気もするので、なんだか消化不良。なだらかに終わってしまったのがもったいない。本当にもったいない。思うに、二冊で話を盛り上げて盛り上げて落ちを付けるって、新人さんには難しいと思うのです。 まあ商業ですから仕方ないのかもしれませんが・・・。作者さんの次の作品に期待しています!2015/06/03
梅みかん
8
ニーナの行動に所々何やってんのってツッコミたくたる。グラフォードさんの家のこととか、回収しきれなかった伏線があるのは残念。もう一冊読みたかった。2024/12/11
加那
6
えぇえ!完結させちゃうの!!なんだかな…。主人公の頑張るのは理解できるんだけれど、「邪魔にならないから」と言いつつ、当然なんだけれど、分かるんだけれど恐怖で動けないとか、最初から分かってるだろうに…と言う言動がやはり目についてしまう。嫌いじゃないけどね。二人の仲も中途半端だし、アダムもあのまま老衰死しちゃいそうだし。結構お話が面白いだけに、残念。2015/06/02