内容説明
モデルを目指し上京した竜ヶ水隼人。しかし、ある勘違いから東京芸能会計事務所―芸能人のみをクライアントとする会計事務所で働くことになり、美人だが暴走する所長・天王洲あいるにこき使われる日々を過ごしている。ゴーストライターを見破る方法とは？毒舌タレントが突然税理士を変えた理由は？業界の謎を、アイドル税理士と天然青年コンビが解き明かす！楽しく学べる超実用的エンタテインメント、始動！
著者等紹介
山田真哉［ヤマダシンヤ］
公認会計士・税理士。日本最大級の芸能界専門事務所である一般財団法人芸能文化会計財団で理事長を務める。１９７６年、神戸市生まれ。大阪大学文学部史学科卒。東進ハイスクールを退職後、公認会計士試験に合格。中央青山監査法人／プライスウォーターハウスクーパースを経て、２００４年、独立（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ぶんこ
49
後書きに書かれているように、全くの税金初心者には難しいでしょうが、確定申告経験者か、これから確定申告が必要になる人には、小難しい税金説明書より、ずっと役にたつだろうと思いました。 贈与税のところでは、私が覚えていた額と違っていたので、 新しく控除されるラインが変わったのだと 気づきました。 物語になっているので、楽しく学べてお勧めです。2015/05/22
よっち
44
モデルを目指し上京した竜ヶ水隼人が、勘違いからなぜか芸能人のみをクライアントとする芸能会計事務所で働くことになり、美人所長・天王洲あいるにこき使われる日々。登場人物の名前は地名が多かったり設定はありきたりですが、毒舌だけれどプロ意識の強い元アイドルの所長あいると隼人のやりとりはテンポが良くて、所得税や経費、ゴーストライター問題だったり、出版社の文学賞事情や受賞者は賞によって払う税金が違ったりといったお話が分かりやすく解説されていました。著者さんらしさがよく出ていた一冊で、続編が出たらまた読みたいですね。 2015/01/16
異世界西郷さん
35
読友さんが紹介されていたので興味が湧き読んでみました。10年くらい前に読んだ『女子大生会計士の事件簿』シリーズの時も思いましたが、この作者の作品は税金などの専門的な知識を丁寧に書いてくれるので初心者でも理解しやすいと思います。それでいて、主人公とあいるさんの漫才のような掛け合いもしっかり描けているので飽きずに読み進めることができました。個人的には3話目の新人賞の話が(本が好きなだけに)目から鱗で面白かったように思います。続きもあるようなので折を見て読みたいと思います。2015/05/29
barabara
33
面白かった！タイトルからして敬遠する向きもあるだろうが、中身は本職会計士さんならではの、初心者向けの分かりやすい税指南、後はキャラ立ちした濃い面々からなる興味津々の芸能ゴシップ…と思いきや、人情味溢れる心地よさもあったりして、これは本当にトライして損はなかった本だった。シリーズ化されるみたいで、今から待ち遠しい！2015/01/30
のんちゃん
31
ベストセラー『さおだけ屋はなぜ潰れないのか？』の著者山田真哉氏作の実用的エンタテインメント小説という作品。芸能人を専門とする会計事務所の元アイドル所長とモデル志願のイケメン助手による税金に関する事件解決物語。普通の大人なら大まかには知っている税金の事が絡んだ芸能界の謎が解き明かされていく。ライトな感じで、コミックにもなることのできる一冊。用語注釈も平易でありがたい。2話の賞金に関する事項は、普通の大人でも知らない人が多いと思う。楽しく勉強になる作品だった。2017/03/17
