角川文庫<br> つれづれ、北野坂探偵舎―物語に祝福された怪物

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角川文庫
つれづれ、北野坂探偵舎―物語に祝福された怪物

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  • サイズ 文庫判/ページ数 358p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041021644
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

天才小説家と天才の原稿を追い求める編集者のミステリー、感動の完結!天才作家・雨坂続が再び眠りについて2年。佐々波は徒然珈琲を手放し、フリー編集者として活動していた。そんな中、雨坂の最高傑作『トロンプルイユの指先』の映画化の話が持ち上がるが……。

河野 裕[コウノ ユタカ]
著・文・その他

秀良子[ヒデヨシコ]
イラスト

内容説明

天才作家・朽木続こと雨坂が“幽霊の世界”に取り込まれ2年。雨坂の半生は世間の同情を引き、彼の本はベストセラーになっていた。一方佐々波は、異世界で新作を書き続ける雨坂から原稿を奪い取る方法を模索する。そんな中、雨坂のデビュー作に映画化の話が持ち上がり―。理想の小説を書きたいだけの作家と、本にしたいだけの編集者が辿り着いた理想郷とは?ひたすら純粋に才能と小説を追い求める物語、感動のシリーズ完結。

著者等紹介

河野裕[コウノユタカ]
徳島県出身。グループSNE所属。2009年に『サクラダリセット CAT,GHOST and REVOLUTION SUNDAY』(角川スニーカー文庫)でデビュー。17年に実写映画化、アニメ化される。他作品に、15年に「大学読書人大賞」を受賞した『いなくなれ、群青』から始まる「階段島」シリーズなどがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真理そら

51
シリーズ完結。小さな謎はそのままに終わったがこれはこれでいいのかも。テーマ、設定、文体は気持ちよく読める物語だが個人的にはディテールが物足りない気がした。2023/09/13

ぽぽ♪

36
ついに完結ですね。独特の世界観で読みにくいけど引き込まれる感じでしたが、今回が一番一気読みでした。現実とあっちの世界、二つの世界で進みましたが、色々なピースがはまってホッとしました。ハッピーエンドで良かったです。2019/01/08

ち~

34
シリーズ完結。雨坂続が再び眠りについて2年が経った。二人の小説家は、自らが求める究極の小説家を目指し、ついにそれが何かを知る。雨坂続は最高の小説を書き上げる事ができるのか?そして再び戻ってこれるのか?“紫色の指先”の正体と作り出す世界とは?雨坂聡一郎はどう絡んでいるのか?このシリーズを読み始めた時は、ここまで深い話に発展するとは思わなかった。結局、謎のまま終わったものもあったけど、まぁ…それもいいかな。『なんて気持ち悪いのだろう。なんて病的なんだろう。なんて純粋なんだろう。』佐々波の思いが印象に残った。2019/06/13

らび

28
完結しましたね。前作から結構な時間がたってしまい入り込むのに戸惑いもありましたが、「ああ、これだったな・・」結局なんの話だったろう?しっかりした観念があってでもとても危うくて「天才vs人間」なのか?そこに死と幽霊が関与する。もしかすると雨坂続とノゾミの確かで不確かな対立と融和かもしれない?途中までは総一郎への思慕かと思っていましたがそれは無かった。僕と私の使い分けですごく納得した私がいました。これからも徒然珈琲で変わらぬ2人が「編集者」「ストーリーテラー」であり続けるのでしょうね。2019/01/12

陸抗

22
最終巻。作家と編集者の話であり、家族のあり方であり、人としての生き方だったり。読み手によって、受け取りかたは様々だろうけど、この本は特に読者に委ねられてる部分が大きく感じた。2018/12/11

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